とびひ(伝染性膿痂疹)について
梅雨も明け、本格的に夏がはじまりました!
汗をかき汗疹(あせも)になる方も増えてきたのではないでしょうか?
またお子さんは夏休みも始まり旅行などで外に出る機会が増え、虫に刺されることが多くなってきたのではないでしょうか?
汗疹や虫刺され、小さな怪我でできた皮膚の傷に細菌が入り込み感染するとびひ(伝染性膿痂疹)が増えてきました。
とびひには水ぶくれができる(水疱性膿痂疹)と、かさぶたができる(痂皮性膿痂疹)の2種類があります。
細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。掻きむしった手を介して、水ぶくれ(水泡)があっという間に全身へ広がります。
アトピー性皮膚炎の方は、皮膚のバリア機能が低下しており、とびひに
かかりやすいので注意しましょう。
とびひはひどくならないうちに治療を始めると、より早く治すことができます。
気になる症状があれば、早めに受診しましょう。
2017/07/25
あせもになっていませんか?
7月に入り、夏を感じ始める今日この頃…
みなさんは、汗への対策はしていますか?
最近は晴天の日が多く、気温も30度近い日が多いと思います。
日差しの強い日には、じっとしているだけでジワジワと汗をかいたり、
少しの距離を歩いただけでも、じわっと汗が滲んだりします。
このように、汗のかっきぱなしの状況が続くと生じやすいのが
「あせも(汗疹)」と呼ばれる皮膚トラブルです。
汗をかきっぱなしにしてしまうと、汗が汗管に詰まって排出されないまま
表皮内にたまり、炎症を起こします。これが「あせも」の原因です。
「あせも」は、首回りやお腹回り、胸や脇の下といった
皮膚と皮膚が密着している部位に多くみられます。
「夏の季節さえ過ぎれば治る。」と、軽く捉える方もいるでしょう。
しかし、かき壊してしまうことで悪化させてしまったり、
とびひの原因となったりします。
また、色素沈着として痕が残ってしまうこともあります。
キレイなお肌を保つためにも、たかが「あせも」と油断せず
まずは病院を受診しましょう!
適切な処置を行ない、かゆみに邪魔されない快適な夏を過ごしましょう!