保湿剤の使い方
寒い日が続き、お肌の乾燥が気になる方もいらっしゃると思いますが、みなさんはどのような保湿ケアを行っていますか?
保湿剤には皮膚に水分を与えたり、水分を逃がさないように蓋をする役割があります。
☆健康な皮膚を守るために
皮膚が乾燥するとバリア機能が低下し外からの刺激を受けやすい状態になります。
皮膚を守るためにも保湿剤は季節を問わず毎日使い続けることが大切です。
☆保湿剤を使用する際のポイント
・1日2回、朝と夜入浴後に塗りましょう。
・皮膚が水分を吸収している入浴後5分以内に塗りましょう。
・ワセリン等の軟膏は寒い時期は硬くなるので手のひらで温めて柔らかくしてから使用しましょう。
☆お子様に塗る際には
・塗り残しのないよう万遍なく塗りましょう。
・マッサージをするように、優しく声をかけながら塗りましょう。
※軟膏・クリームタイプ、ローションタイプ、泡タイプなど、様々な種類の保湿剤がございます。
当院では、患者様のお肌の状態に合った保湿剤を処方しておりますので、お気軽にご相談ください。
2018/01/29
蜂窩織炎(蜂巣炎)ついて
🌸蜂窩織炎の原因
皮膚の下から、奥深い皮下組織まで炎症が及ぶ細菌感染症です。
毛穴や虫刺され、傷などから細菌が侵入して化膿性の炎症を起こします。
人にうつる心配はありません。
リンパのうっ滞や浮腫がもとになる場合もあります。
🌸蜂窩織炎の症状
蜂窩織炎に感染すると、広い範囲で炎症による赤い腫れが生じます。
顔や四肢に最もよくでき、発熱・寒気・頭痛・関節痛を伴うこともあります。
時間がたつと少しブヨブヨ(水疱)して、膿が出ることもあります。
また、そこの皮膚が破れ、深い潰瘍ができることもあります。
🌸蜂窩織炎の治療
抗生物質の飲み薬の処方や、冷湿布をします。
自宅では足をなるべく高く上げ、安静にしましょう。
症状によっては、お近くの総合病院にて点滴加療が必要な場合があります。
そのため悪化する前に、早めに受診しましょう❢
🌸蜂窩織炎の予防
日頃から皮膚を清潔に保ちましょう。
日常生活を規則正しく、バランスのよい食生活を心掛けるなどの免疫力を低下させないようにしましょう。
🌟症状が悪化する前に、早めに治療していくことが大切です❢
気になる症状がありましたら、お早めにご来院下さい(*^-^*)
1/23(火)午前診療休診のご案内
1月23日(火)は大雪のため、午前の診療休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
午後は通常通り(午後15時~)診療いたします。
アレルギー検査について
アレルギー疾患をもつ方は年々増加しているとされています。
アレルギー疾患はアレルギーの原因と考えられる物質を見つけ出し、対策をしていくことが重要です。
今回は当院で行っているアレルギー検査についてご説明していきます。
アレルギー検査をすることで次のような項目を調べることができます。
🌸アレルギー体質かどうか
🌸特異性IgE抗体(個別のアレルギーの起こりやすさをあらわしているもの)を持っているのか
🌸アレルギーの原因はなにか
くしゃみや鼻水が慢性的に続くことは、症状を抱える方にとってはとてもストレスとなります。
アレルギー検査により、このような症状の原因を詳しく調べることができます。
🌟当院でのアレルギー検査
・血液検査
予約は必要なく、受付または診察時にお伝えいただければその日に検査をすることが可能です。
検査項目はオーダーシートの中から最大13項目を選んでいただきます。1回につき4~5mlの血液を採取します。
何が原因か分からない場合には、アレルギー頻度の高い項目をまとめたセットもあります。
検査結果は1週間前後ででるので、その頃にもう一度受診していただき、検査結果をお伝えします。
・パッチテスト
御予約制となります。背中にシートを貼り、染料や香料、ゴム製品等にアレルギー反応が出ないかを検査をします。
詳細はこちらに記載しておりますので、興味のある方はご覧ください。
www.sss-clinic.com/m-info/1372.html
悩んでいる症状などがありましたら、気軽にご相談下さい♪
2018/01/22粉瘤(アテローム)について
こんにちは!
今回は粉瘤(アテローム)についてお伝えします。
★粉瘤とは?
何らかの原因で皮下に皮膚と同じ成分の袋ができ、垢や脂などの老廃物が袋に溜まることでできる良性の皮下腫瘍です。
★粉瘤の特徴
ドーム状に盛り上がったしこりで、大きさは数mmから数cm、巨大化すると10cmを超えることもあります。
盛り上がりの中央に小さな黒い点(開口部)ができることがありますが、周りを押すと袋の中の白い脂のようなものが出て独特な臭いを発することがあります。
通常、粉瘤に痛みやかゆみなどの症状はありませんが、自分で無理に潰すなどして開口部から細菌が入ると、感染により膿がたまって赤く腫れ上がり、痛みを伴うようになります。
★治療法
粉瘤は袋を取り除かない限り完治が難しく、自然治癒はしないと言われております。
当院では、袋の摘除の手術は行っておりませんが、対処法として中の膿を出す処置を行ったり、抗生剤や痛み止めのお薬を処方しております。
手術適応の場合は、近隣の、あるいはご希望の医療機関へご紹介させていただきます。
気になる症状がある方は早めにご来院下さい!
2018/01/19口唇ヘルペスについて
口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスに感染することで発症します。
☆症状
唇やその周りにピリピリするような違和感やかゆみが生じ、痛みを伴う水ぶくれができます。
初めて症状が出るときは、水ぶくれがたくさんできることがありますが、再発の際には水ぶくれは減り、症状の現れる範囲も狭くなります。
☆感染経路
症状がある方の水ぶくれや唾液などに接触することで感染します。
疲労、ストレス、発熱、強い紫外線などの刺激によって免疫力が低下してしまうと、ウイルスが活動を始め、症状が現れます。
☆治療方法
治療には、ウイルスの増殖を抑える飲み薬や塗り薬を使用します。
このお薬はウイルスが増殖している時に効果を発揮するため、できるだけ早く使い始めることが重要です。
☆気をつけたいこと
○他の方にうつさないために…
・水ぶくれやかさぶたにはなるべく触れないようにしましょう。
触れた場合は、石けんを使ってきれいに手を洗いましょう。
・タオルやコップを共用するのは避けましょう。
・症状が出ているときも石けんなどをよく泡立ててやさしく洗い、患部の清潔を保ちましょう。
※特に赤ちゃんは感染すると重症化するおそれがあるので、接触にはより一層の注意が必要です。
○日常生活では…
一度感染するとウイルスが生涯にわたって神経に潜伏するため、免疫を下げないことが大切です。
バランスの取れた食事と十分な睡眠、そして適度な運動をすることで、疲労やストレスを溜めない生活を心がけましょう。
同症状が性器の周りやお尻に現れる、性器ヘルペスという病気もございます。
気になるご症状があればお気軽にご相談ください。
帯状疱疹について
年が明け、新たな1年が始まりました。いかがお過ごしでしょうか?
本日は「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」についてご説明します。
【帯状疱疹の特徴】
帯状疱疹を発症すると、身体の左右どちらか一方に、ピリピリとする痛みと、これに続いて赤い斑点(はんてん)と小さな水ぶくれが帯状(おびじょう)に現れます。
身体の中に潜んでいたヘルペスウイルスの一種、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
水ぼうそうにかかったことのある方なら、どなたでも帯状疱疹になる可能性があります。
帯状疱疹は50~70歳代に多くみられる病気ですが、過労やストレスが引き金となり、若い方に発症する事も珍しくありません。
また帯状疱疹は生涯で1度しか発症しないと言われていますが、免疫が低下している場合は再発する恐れがあります。
【好発部位】
全身どこにでも現れる可能性がありますが、胸から背中にかけて症状が出現する事が多く、全体の半数以上が上半身に発症します。
また顔面、特に眼の周囲も発症しやすい部位の1つです。
【治療】
治療は抗ヘルペスウイルス薬を中心に行われます。
抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑えることにより、急性期の皮膚症状や痛みなどをやわらげ、治るまでの期間を短縮します。
発病早期に服用を開始するほど、治療効果が期待できます。
当院では帯状疱疹を予防するために、50歳以上の方を対象に予防接種も行っております。
【帯状疱疹後神経痛のリスク】
通常、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、その後もピリピリするような痛みが持続することがあります。
これを帯状疱疹後神経痛といいます。これは急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことによって起こります。
帯状疱疹は早期に適切な治療を行うことで、症状を軽くし、合併症や後遺症である帯状疱疹後神経痛のリスクを減らすことができます。
気になる症状がございましたら、早めに医師へご相談ください。
かかとの角質ケア
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします?
新年の第1弾は、かかとの角質ケアについてご紹介します。
かかとがヒビ割れしたり、ガサガサして粉がふいたりした経験はありませんか?
多くの方が悩むといわれているかかとのガサガサは「角化症」と呼ばれています。
かかとに角質がたまってガサガサになる原因は、主に「外的刺激」と「乾燥」の2つが考えられます。
冬場の乾燥した時期はさらに角化症が進みやすいと言われています。
白い粉をふいたりするだけなく、かかとのひび割れを起こすこともあります。
加齢や疲れ、ストレスによって肌が生まれ変わる力(ターンオーバー)が乱れることで、古い角質がはがれにくくなることも角化症の原因のひとつです。
そこで、かかとのガサガサを予防するために気をつけたい生活習慣を3つご紹介します。
?足に合った靴を履く
靴の形やサイズ、ヒールの高さが自分の足に合っていないと、足に負担がかかり、角化症が進む原因になります。
?正しい姿勢・歩き方
正しい姿勢や歩き方をキープしないでいると、体のバランスが崩れてしまいます。そのため足の一部に大きな負担がかかりやすくなり、角質が厚くなる原因になります。
?足の保温
足が冷えているのは体内の血流が悪くなっている証拠です。血行不良は肌のターンオーバーを乱す原因となり、古い角質が自然にはがれる力を弱めてしまいます。
かかとのガサガサを予防するために、足の保湿ケアや肥厚した部分の皮を削るなどかかとの状態に合わせたケアが必要です。
部位や症状によって処方するお薬や処置内容も異なりますので、悩まれている方はぜひ一度ご相談ください。
2018/01/04