頭シラミについて
今回は頭シラミについてご紹介致します。
🌸原因
頭シラミとは名前の通り、シラミという寄生虫が頭髪に棲みつき、ヒトからヒトに感染する疾患です。
布団や寝具、クシやタオルの共有でも感染します。
そのため家族間や学校などで感染が広がりやすく、髪の毛の長い女の子の方が寄生率が高いようです。
🌸症状
自覚症状がないこともありますが、主な症状は以下の通りになります。
・頭のかゆみ。特に耳の後ろや後頭部のかゆみが起きる。
・髪の毛にフケのようなもの(シラミの卵)が増える。
🌸フケとのシラミの見分け方
【フケの特徴】
・フケの場合は指で髪を払い落したら、パラパラと落ちていきます。
・シャンプーをしたらなくなります。
・大きさや形は斑で均一ではありません。
【シラミの特徴】
・シラミの場合は指で髪を払い落そうとしても落ちません。
・シャンプーをしてもなくなりません。
・大きさは均一で、どの卵も大体0.5mmの楕円形をしています。
思い当たる症状がございましたら、お早めにご来院ください。
次回は、治療と予防についてご紹介致します。
爪の切り方について
前回は陥入爪について説明しましたが、陥入爪にならないためにも、爪の切り方が重要です。
今回は正しい爪の切り方のポイントについて説明します。
🌸爪は柔らかい状態の時に切りましょう
爪を切るときは、お風呂上がりの、柔らかい状態の時がベストです。
🌸爪は切りすぎないように気を付けましょう
・爪は指の先端と同じか、やや長めに切ります。
・角を少し丸めるように整える「スクエアオフカット」が理想的な形です。
🌸少しずつ丁寧に切り、形を整えましょう
・爪は1回で切ろうとせず、右から左、左から右に少しずつ切りましょう。
・先端と角にやすりをかけて、なめらかにしましょう。
・やすりは、往復させずに一方向に動かし、少しずつ削りましょう。
ご自分で爪切りをするのが難しいときは、当院でも爪切りを行うことができます。
お気軽にご相談下さい!
陥入爪について
暖かい日が続いていますね🌸 本日は陥入爪についてご説明します。
☆陥入爪とは?
爪の角が周囲の皮膚に刺さり、炎症を起こした状態のことです。
そのまま放置すると、患部に肉芽組織(皮膚の傷を治すために盛り上がってくる突起状の肉)ができることもあります。
巻き爪の場合は爪の両脇が湾曲する程度で化膿することは殆どありませんが、陥入爪の場合は赤く腫れて化膿したり、歩行時に強い痛みを伴うなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。
☆主な原因
深爪や、合わない靴を履き続けることによる圧迫が殆どです。
☆治療方法
健康保険が適応できる治療法と、できない治療法がありますが、保険医療機関では双方を組み合わせた治療が禁止されています。
医師が患部を拝見して該当する治療法を説明し、ご納得いただいたうえで治療を開始します。
当院では、健康保険が適用できる以下のような治療法を行っています。
・抗生剤内服や外用
→患部の炎症を抑えます
・アンカーテーピング
→患部の皮膚にテーピング材を固定し、食い込んでいる肉の部分を引っ張ります
・液体窒素による冷凍凝固術
→陥入爪に伴う肉芽に対する治療として行います
次回は陥入爪にならないための、正しい爪の切り方についてお伝えします!
2018/02/19花粉症④花粉対策
花粉症シリーズ最後になりました。
今回は自分で出来る花粉症対策についてご紹介します。
☆家の中では
・窓やドアを閉めて花粉の侵入を防ぎましょう。
・床やベッドなど、掃除はこまめに行いましょう。
☆外出の際は
気象情報や花粉情報を確認し、帽子、眼鏡、マスク等で花粉から体を守りましょう。
☆帰宅後は
・衣服に付いた花粉は玄関で払いましょう。
・手洗い又はシャワーで体に付いた花粉を洗い流しましょう。
・花粉の付いた衣服は着替えましょう。
過度な飲酒と喫煙に気を付け、ストレスフリーな日常生活を送ることも大切です。
少しでも気になるご症状がございましたら、お早めにご相談ください。
花粉症③花粉症のお薬について
今回は花粉症のお薬についてご紹介します。
♢内服薬♢
花粉症の方に最も多く処方される治療薬です。
花粉症の症状を体の内側から抑えてくれるため、予防的に使用することも可能です。
主な作用として、花粉症が原因で起こる鼻炎、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状の緩和が挙げられます。
眠気などの副作用が出にくいお薬など、様々な種類の内服薬があります。
♢点鼻薬♢
直接鼻の中へ噴霧するお薬です。
即効性があり噴霧当日から効果を実感できる事が多く、効果発現が早いと言われています。
♢点眼薬♢
抗アレルギー作用のある点眼薬として抗ヒスタミン薬があり、目のかゆみに対する即効性があります。
※点鼻薬や点眼薬は、内服薬による眠気などの副作用の心配がなくお使いいただけます。
個人によって効き方が違ってくる為、当院では症状に合わせたお薬を処方致します。
2018/02/09花粉症②2018年の花粉飛散予測
日本気象協会から春の花粉飛散予測が発表されました。
東京のスギ花粉のピーク期間は3月上旬から4月上旬までの約1カ月と長期間に渡るとされています。
花粉の飛散量は、前シーズンに比べ、東北は約2倍、関東甲信・四国では約1.5倍となっています。
ヒノキ花粉は4月初め~4月下旬までがピークとされています。
スギ花粉とヒノキ花粉はアレルギーの反応の元となる成分が似ています。そのため、スギ花粉に反応する方は、ヒノキ花粉にも反応することが多く、注意が必要です。
早めに対策をとることで、症状を軽減することもできますので、お心あたりのある方は早めにご相談くださいね♪
花粉症①~花粉症とは?~
花粉症の時期が近づいておりますが、みなさんは花粉症対策はお済みでしょうか?
これから4回にわたって花粉症についてご説明していきます。
🌸花粉症とは?
花粉症とはスギ・ヒノキなど特定の植物の花粉によって起こるアレルギー疾患です。
花粉が目や鼻の粘膜に付着することで様々な症状が現れ、日本では約8割をスギ花粉症が占めています。
🌸花粉症の症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻症状は花粉症の特徴ですが、風邪でもこのような症状が起きる場合があります。
花粉症か風邪かを見極めることは難しいですが、いつまでも症状が良くならない場合には花粉症かもしれません。
・連続して出るくしゃみ
・透明で水のようなサラサラした鼻水
・頑固な鼻づまり
・目のかゆみ
この4つの症状が出たら花粉症の可能性が高いと考えられます。
花粉症の症状が出る前から初期療法を開始すると、症状の発症を遅らせ、症状を和らげることができます。
毎年花粉症に悩まされているという方は、症状が出始める前にご相談ください。