白癬について③白癬の治療について
今回は白癬(水虫)の治療法についてご説明します。
🌸足白癬
足白癬の治療は、基本的には塗り薬(抗真菌薬)の治療になります。
塗り薬の使い方にはポイントがあります。
塗り方のポイントを覚えてしっかり治療していきましょう。
☆1日1回、お風呂上がりに塗りましょう。
☆症状がなくても両足に塗りましょう。
☆皮剥けがなくなってからも、1~2か月は塗り続けましょう。
🌸爪白癬
爪白癬は内服(経口抗真菌剤)、塗り薬(抗真菌薬)の2種類の治療方法があります。
☆内服の場合は、月に1度採血をしながらの慎重投与となります。
☆塗り薬の場合は、1日1回お風呂上りに爪全体に塗りましょう。
☆爪白癬の場合は治療に時間がかかります。根気強く治療しましょう。
☆内服と塗り薬の併用は過剰投与となるため、医師と相談しながら、どちらかを選択し治療を開始していきます。
※看護師がお薬の塗り方、塗る量等を、お一人おひとり詳しくご説明しております。
※足白癬は家族で感染しやすい為、ご家族も一緒に治療しましょう。
※水虫の治療は自己判断でやめず、医師の指示を守って治療を継続することが大切です。
次回は日常で気を付けることについてご説明いたします。
2018/04/23白癬について②爪白癬(爪水虫)について
白癬について第2弾の今回は、爪白癬(爪水虫)についてご説明します。
🌸爪白癬とは?
爪白癬は、足や手指に感染した白癬菌が放置され、爪にまで広がったもので、爪水虫と言われています。
痛みや痒みなどの自覚症状がないため見過ごされがちですが、自分の体の他の部位や家族など、まわりの方にもうつる可能性があります。
🌸爪白癬の症状は?
・爪が厚くにごっている
・爪の表面が白色に変化しザラザラしている
・爪の一部がくさび状に白色・黄色に変化している
これらの症状が現れている場合には、爪白癬の可能性があります。
🌸爪白癬は治るの?
爪白癬の治療は、完治するまで時間がかかります。
爪が完全に生え変わるには、手の爪で約半年、足の爪で約1年かかると言われています。
よって、早期に根気よく治療していくことが重要です!
爪白癬の検査はご来院していただけると、即日で結果が分かります。
気になる症状があればご相談下さい♪
次回は水虫の治療法についてご説明していきます🌸
2018/04/16白癬について①白癬(水虫)とは?
本日から4回にわたって白癬についてご紹介します!
今回は白癬とはなにかについてご説明していきます。
白癬とは、カビの一種である白癬菌が原因で起こる皮膚感染症です。
白癬(水虫)というと、一般的に足にできるものだと考えられがちですが、手足の爪(爪白癬)、頭部(頭部白癬)、顔面・首をはじめとする体のいたる場所(体部白癬)、陰部(陰部白癬)などと、様々な部位で発症する可能性があります。
症状は、かゆみがある・乾燥して皮がむける・水疱や膿疱ができるなど様々で、いわゆる湿疹の特徴ともよく似ています。
白癬菌は通気性が悪くジクジクした所を好んで繁殖し、タオルや足ふきマット、スリッパからも簡単に感染してしまいます。
水虫の足を拭いたタオルで体を拭くことで、体部白癬になってしまうこともあります。
気になる症状がある方は一度ご来院ください。
次回は爪白癬について詳しくご紹介します!
2018/04/09紫外線にご注意を!
4月に入り益々暖かくなってまいりましたが、皆さま紫外線対策はされていますか?
夏に向けて紫外線量も徐々に増えてきています。
そこで、今回は紫外線の特徴・対策についてご説明します。
☆紫外線の種類と特徴
紫外線には2種類の波があります。
UVA波・・・肌の奥の真皮まで届きシミやシワなど肌老化の原因となるもの
UVB波・・・肌の表面に届き炎症(日焼け)やシミなどの原因となるもの
☆春の紫外線量
春でも真夏と同等量のUVA波が地上に降り注いでいます。
UVA波は紫外線の約9割を占めているので対策が必要です。
☆紫外線対策
・日焼け止めを使用し、こまめな塗り直しを行いましょう。
(UVA波はガラスを通り抜けるので屋内でも注意が必要です。)
・毎日の保湿ケアで肌のバリア機能をあげましょう。
UVA波は5月がピークと言われています。
よって今の時期から紫外線対策をすることが重要です。
自分の肌に合う日焼け止め選びも大切です。
当院では低刺激のUVクリームも取り扱っておりますのでお気軽にご相談ください。