掌蹠膿疱症について
こんにちは!そろそろ紅葉の季節ですね🍁
今回は掌蹠膿疱症についてご紹介致します。
🍁掌蹠膿疱症とは?
手のひらや足底に直径1~5mm程度の膿疱ができる慢性皮膚疾患です。
膿疱は次第に乾燥して黄色のカサブタとなり、最終的にはがれ落ちるのが特徴です。
この過程で赤みや痒みが出たり、爪の下にも膿疱が生じ爪が変形することもあります。
まれに手足以外にも膿疱が生じたり、ひじやひざに乾癬のような皮疹が出ることがあります。
🍁主な原因
扁桃炎や中耳炎などの病巣感染や、長期喫煙、金属アレルギーなどが関係していることがありますが、はっきりとした原因は現在のところわかっておりません。
また、膿疱の中からはウイルスや細菌は見つかっていないため、他の人に感染することはありません。
🍁治療方法
原因となっている病巣を治療すると治癒することが多いですが、病巣が不明の場合対症療法となります。
まずステロイドの外用剤にて治療をし、症状によっては内服を処方します。
※症状は軽快と増悪を繰り返すことが多いですが、3~7年で軽快すると言われております。
気になる症状がある方は一度ご来院ください^^♪
2018/10/29白斑について
今回は白斑についてご紹介致します。
☆白斑とは
皮膚の色が白く抜けてしまう病気です。
☆症状
症状の現れ方は3種類あります。
①限局型→局所的に症状が現れる
②汎発型→全身いたるところに症状が現れる
③神経分節型→皮膚の神経に沿って症状が現れる
☆原因
明確には特定されていませんが、過度のストレス等で自己免疫や自律神経に異常がおき、色素細胞(メラノサイト)が減少、又は破壊されることが原因とされています。
遺伝で発症する可能性もあります。
☆治療法
当院ではステロイドの塗り薬を使用した治療を行います。
症状によっては光線療法等をお勧めする場合がございますが、近隣の総合病院へご紹介する形となります。
☆日常で気をつけること
・日焼け対策をしっかりしましょう。
色素細胞が減少することで日焼けしやすくなるのと、日焼けをすることにより症状の出ているところがよりハッキリしてしまうため注意が必要です。
・極力ストレスを溜めない生活を心がけましょう。
白斑は自然治癒しにくい病気です。
少しでも気になるご症状がございましたらご受診ください。
秋の花粉について
だんだん肌寒い季節になってきましたね🍂
本日は【秋の花粉】についてご説明致します。
🌰秋の主な花粉
・ブタクサ・・・ブタクサ花粉はスギのように遠くまで飛びません。粒子が小さいため気管支に侵入しやすいため注意が必要です。
・カナムグラ・・・道端や荒地などの日当たりの良い場所に生育する。
・イネ科(カモガヤ・オオアワガエリ)・・・収穫時期に伴って花粉が多く飛散する。
・ヨモギ・・・ブタクサ花粉とともに秋の花粉症の原因として有名。気管支喘息の悪化因子にもなり、特に食物アレルギーとの関連性も注意する必要がある。
・スギ・・・この時期のスギ花粉の飛散量はごく少量と言われている。
草本花粉(そうほんかふん)と言う、草の花粉が飛散するのが秋の花粉の特徴となります。
🌰症状
・透明でサラっとした鼻水がでる。
・1週間以上鼻水やくしゃみが続いている。
・目と鼻に痒みをともなう。
・1日中くしゃみが止まらないことがある。
・熱があっても微熱程度で高熱ではない。
上記項目が当てはまる数が多いと花粉症の可能性が高いでしょう。
🌰花粉症対策
・草むらに近寄らないようにしましょう。
・マスクや眼鏡の着用をしましょう。
・手洗い・うがいをしましょう。
・外出から帰った際や洗濯物を取り込む際は花粉を払い落しましょう。
・本格的な花粉症時期に入る前に、早めに病院でお薬をもらいましょう。
症状に合わせた内服薬や点眼薬をお出しします。
気になる症状があれば、お早めにご相談ください。
自家感作性皮膚炎
こんにちは!
今回は自家感作性皮膚炎についてご紹介致します。
🌰自家感作性皮膚炎とは?
体のある部位に生じた皮膚の強い炎症(原発巣)が悪化し、広範囲に痒みを帯びた丘疹(散布疹)が多発する状態です。
原発巣となる疾患は、接触性皮膚炎や貨幣状湿疹(発疹の形が円形や楕円形で貨幣に似ている症状)の頻度が高いですが、アトピー性皮膚炎や足白癬、熱傷などもあります。
メカニズムは明確には解明されていませんが、元となる原発巣が適切に治療されなかったり、掻きむしったりすることで細菌感染が生じ、全身にアレルギー反応を起こすという説もあります。
🌰主な症状
原発巣の発症から散布疹の発現までの期間は5日間~数週間が多く、手のひらや足の裏に直径1mm程度の水疱が多発し、次第に膿んできます。
症状はほぼ対称的に現れ、腕や足、体幹、顔面、首の順に出やすく、強い痒みと悪寒や発熱、食欲不振などの全身症状を伴う場合もあります。
🌰治療方法
まずは原発巣に対しての治療が必要です。
細菌感染が関与している場合は抗菌薬の内服をし、散布疹にはステロイドの外用や抗アレルギー薬などを内服します。
乾燥を伴う場合には保湿剤を外用したり、入浴中にタオルで強く擦ったりしないように注意しましょう。
気になる症状がある方は、お早めにご受診ください♪
2018/10/09アトピー性皮膚炎について
今回はアトピー性皮膚炎についてご紹介致します。
☆アトピー性皮膚炎とは?
強い痒みを特徴とする、長年にわたり良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の皮膚炎です。
強いかゆみのため、かき傷が多くみられ、夜間の睡眠が妨げられることもあります。
☆原因
アレルギーが原因で発症する方や、乾燥で皮膚のバリア機能が低下している方、親からの遺伝等が原因とされています。
☆症状
痒みを伴う湿疹が全身に現れます。
鳥肌の様にザラザラし皮膚が厚くなる、かたくなった発疹が目立つのが特徴です。
☆治療
炎症を抑えるステロイド剤や乾燥を防ぐ保湿剤、痒みを抑える抗アレルギー薬等を使用します。
治療により症状が落ち着いても、環境の変化やストレスで急激に悪化する場合あります。
定期的に受診し、医師から皮膚の評価を受けましょう。
☆日常生活で気を付けること
①アレルギー素因の除去
室内の掃除をこまめに行い、お天気の良い日はお布団をよく乾かしましょう。
エアコンのフィルターもカビが繁殖しやすいです。特に梅雨入り前は念入りにお掃除しましょう。
②スキンケア
入浴時は、皮膚の乾燥を防ぐために石鹸やシャンプーの使い過ぎに注意しましょう。
衣類はウールを避け、木綿の低刺激性のものがお勧めです。
アトピー性皮膚炎の方向けに、低刺激のスキンケア用品のご案内とサンプルのご用意がございます。
ご希望の方はスタッフまでお問合せください♪
これから段々と肌寒くなっていき、乾燥でアトピー症状がひどくなる方もいらっしゃると思います。
気になる症状ございましたら、お早めにご相談くださいね(*^-^*)