口唇ヘルペスについて
みなさんこんにちは😊
8月もあっという間に終わりに近づいてきましたね🍉
本日は疲れた時などによくできる「口唇ヘルペス」について説明致します。
🌺症状
唇やその周りにピリピリ、チクチクするような違和感や痒みがあります。
その後軽い痛みを伴う水ぶくれができます。
初めて症状が出るときには、水ぶくれが沢山出来ることがあります。
🌺原因
口唇ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス」というウイルスに感染して起こる病気です。
症状が出ている人の水ぶくれや唾液などに接触することで感染します。
水ぶくれには沢山ウイルスが存在するためタオルやコップなどを介して感染する事もあります。
🌺治療
ウイルスの増殖を抑える“抗ヘルペスウイルス薬”の飲み薬や塗り薬で治療していきます。
ウイルスが増殖している時に効果を発揮するため、症状がでたらできるだけ早く飲み始めましょう。
飲み薬を使用することで症状を軽減し、治癒までの期間を短くすることができます。
🌟自己判断で服用方法を変えたりせず、医師の指示通りに服用しましょう。
🌺再発のリスクについて
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると、障害にわたって神経に潜伏します。
健康な時は、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられているため症状は出ません。
しかし、発熱や体調不良・疲労やストレスなどにより免疫が低下していると症状がでます。
🌺日常生活での注意点について
・栄養のバランスがとれた食事をとり、十分な睡眠を取りましょう。
・かさぶたは取らないようにしましょう。
・タオルやコップは共有しないようにしましょう。
・赤ちゃんとの接触はできるだけ避けましょう。
・水ぶくれは触らないようにしましょう。
・患部は清潔を保ちましょう。
🌟唇以外の部位にヘルペスができることもあります。
症状は人によって違いますが、早めに治療することで悪化を防ぐことができます。
気になる症状がある方は、早めに受診しましょう😊
乾皮症について
こんにちは🌼
まだまだ真夏の日々が続いていますね🌞
今回は「乾皮症」についてご紹介致します。
🐬乾皮症とは
皮膚の最も外側の層には脂分が存在し、これが皮膚の水分蒸発を防止しています。
この脂分が何らかの原因によって失われることで、皮膚の乾燥が生じます。
🐬症状
初期症状として、乾燥し皮膚がカサカサし、角質が剥がれ落ちてきます。
また、かゆみもわずかに生じます。
進行すると亀の甲羅のように皮膚がひび割れて赤みが生じ、かゆみはかなり強くなります。
さらに進行すると湿疹が引き起こされ、かゆみは夜中に目がさめるほどに強くなります。
🐬原因
・外気の乾燥やエアコンの使用で湿度が低下することで空気が乾燥し、皮膚も乾燥しやすくなります。
・入浴時に熱いお湯を使っていたり、入浴回数が多いと皮膚表面の脂分が洗い流されてしまう。
また、洗浄力の強い石鹸の使用やタオルの強い擦りといった外部からの強い刺激も要因です。
・その他、アトピー性皮膚炎や加齢も原因となります。
🐬治療
乾皮症の予防・治療にかかせないのは『保湿剤』といわれる外用剤です。
保湿剤は皮膚の水分が逃げないように皮膚表面をコーティングしたり、皮膚に水分を与える役割を持っています✨
保湿剤には化粧水や乳液タイプ、泡、ムース、クリーム、軟膏タイプと様々です。
季節に合わせたり、皮膚の乾燥具合、使用感に合わせて選択できます😊
🌻対策
加湿器の使用や、肌に優しい肌着(天然素材など)の着用をおすすめします!
気になる方は、お早めにクリニックにてご受診ください🥰
グリーンネイルについて
こんにちは😊
長かった梅雨も明け、熱い夏の気候が戻ってきましたね🌻
今回は、サンダルを履き足元を出したり、夏休みに入りネイルをされる方は気になる、
「グリーンネイル」についてご説明します。
👒グリーンネイルとは
・緑膿菌という皮膚に常在している常在菌がなんらかの原因で爪で増殖し、爪を緑色に変色させてしまいます。
・爪は緑色に変色しますが、特に痛みや痒みといった自覚症状はありません。
👒原因
・緑膿菌は湿っている狭い隙間から一気に繁殖します。
・ネイルをされている方に多く見られる症状ですが、されていない方でも発症する場合はあります。
・もともと爪白癬を発症されている場合は、爪が弱っているためその二次感染で発症したり、爪が剥がれている場合は爪の下から緑膿菌が増殖します。
👒治療
・ネイルアートを除去し、患部を乾燥させ、綺麗な爪が生えてくるのを待ちます。
・場合によっては抗菌薬などを処方します。
🌟グリーンネイルは二週間ほどで治癒する場合がほとんどです😌
👒日常生活
・ネイルをしている場合は、ネイルと爪の間にできた隙間を放置せず定期的にケアしましょう。
・手先を清潔に保ちましょう。
・ジェルネイルを長期間つけすぎないようにしましょう。
🌟ジェルネイルは人に感染させてしまう事はありませんが、爪の変色を無視してネイルを続けてしまうと感染が広がってしまいます😩
気になると感じたらいつでもご相談下さい😌
ひょう疽・化膿性爪囲炎について💅
こんにちは😊
毎日厳しい暑さが続いていますね💦
今回は、爪のまわりに起こる「ひょう疽・化膿性爪囲炎」についてご紹介致します。
🍧ひょう疽・化膿性爪囲炎とは
手や足の爪の周囲に急性の炎症が起こった状態で、主として細菌が感染して起こる疾患です。
爪の周囲に小さい傷があったり、指しゃぶりで指がいつも湿った状態になりやすい乳幼児、水仕事の機会が多い方や、手荒れが起こりやすい方に多くみられます。
🍧原因
以下のような、正常な皮膚が破壊された場所に細菌が入り込むことによって発症します。
・指にできた擦り傷や切り傷、爪切りの際の傷
・爪周囲のささくれ
・巻き爪(陥入爪)によって皮膚に爪が食い込んでいるところ
・指しゃぶりによる皮膚の損傷や湿潤
🍧症状
手や足の爪の周りが赤く腫れ、痛みが出現します。
痛みの性状は強く、ドクンドクンと拍動するように感じます。
また、ひょう疽では膿がたまることもあります。
🍧検査・診断
診断は、自覚症状や皮膚の変化をもとに行います。
膿がたまっている場合には、切開して膿を出し、膿を用いて原因菌を特定する培養検査を行うこともあります。
🍧治療
原因となっている細菌に対して効果のある、抗生物質の飲み薬や塗り薬を処方します。
培養検査を行った場合には、結果をもとにより適切な治療薬への変更も考慮します。
痛みが強い場合には、痛み止めの飲み薬を処方します。
🍧日常生活での注意点
爪が周りの皮膚にくい込む陥入爪は、ひょう疽の主な原因の一つです。
爪の角の部分を切りすぎてしまう事が一番の悪化要因ですので、爪の端が指の外に出るまで伸ばすことが大切です。
足の爪は丸く切らず、四角く切るようにしましょう。
🌟ひょう疽・化膿性爪囲炎は、放っておくと指先だけでなく、骨やリンパ、腱などへ炎症が広がってしまう可能性があります😖
指先に痛みや腫れがみられた際には、早めに受診しましょう😄