赤ら顔、酒さについて

こんにちは🍁
早いもので9月も終わり、あっという間に秋の気配がやってきましたね😊
今日は、顔の赤み・火照りでお悩みの方が多い「酒さ」についてご紹介致します。

🌸酒さ
なんらかの因子によって炎症を引き起こされた結果、鼻や頬が赤くなりひどくなるとプツプツとした皮疹が見られる疾患です。
原因は未だに分かっていません。
しかし過度の日光暴露や飲酒刺激物の摂取血管拡張剤の服用や副腎皮質ステロイド外用薬の塗布などは憎悪因子と言われています。

🌸症状
鼻先や頬、眉間、額に繰り返し生じる一過性の赤みや火照りが初期症状です。
次第に持続性の紅斑血管拡張がみられるようになります。
さらに悪化すると、ニキビのような皮疹(丘疹・膿疱)が見られたり、皮膚が厚く肥厚しコブのように盛り上がってしまうこともあります。

🌸治療
ステロイドを使用すると症状の悪化が懸念されるため、アレルギーの免疫反応を抑える免疫抑制外用薬を使用します。
抗生物質や漢方薬の内服を処方する場合もあります。
また抗菌薬としてロゼックスゲルが酒さに効果的ともいわれており、保険適応外になりますが難治性の酒さに使用する場合もあります。

🌸日常生活で気を付けたい事
①洗顔
余分な皮脂、汚れを落とし清潔を保つことは大事ですが、擦りすぎは酒さを悪化させる原因となります。
よく泡立てて顔の負担が少ないように洗いましょう。
②食事
アルコール・香辛料などの刺激物は酒さを悪化させる場合があるため摂りすぎには注意しましょう。
③紫外線
紫外線を長時間浴びる事も悪化させてしまう一因です。
そのため日傘や帽子、日焼け止めなどの紫外線対策が大切です。
また日焼け止めは皮脂や汗で落ちてしまうため、日中塗り直すとより効果的です。
💎皮膚科推奨の日焼け止めクリームの取り扱いがございます。
クリニック専売品ですが、診察なしで受付でご購入いただけます😊
サンプルのご用意もございますので、気軽にスタッフにお声掛けください♪

🌟見た目のお悩みや、特に女性は化学物質に過敏になる為お化粧品選びが難しい疾患です。
酒さは難治性の場合もあるため、まずは根気よく治療することが大切です😊
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください♪

2021/09/27

顔に白いプツプツ?稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)について

こんにちは😊
9月に入りだんだんと涼しく、過ごしやすい秋の兆しを感じられるようになりました🍁

今回は、顔によくできる白く小さなブツブツ「稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)」についてご説明致します。

🍠稗粒腫とは?
・主に目の周りに生じる白いプツプツのことを指します。
角層が皮膚の中にたまって袋状になり稗粒腫ができます。
・痒み、痛みは特にありません。
直径1~2ミリの大きさです。

🍠原因
生まれつきできる原発性と大人になってからできる続発性のものがあります。
原発性】はっきりとした原因は分かっていません。
続発性外傷(切り傷・擦り傷)が加わり、その後稗粒腫ができます。
また、ターンオーバー(皮膚の代謝)が上手く行われず角質が皮膚の中にたまり起こると言われています。
老若男女問わず、加齢に伴ってできたり、お子様でもできます。

🍠症状
痒みや痛みなどの自覚症状はなく、見た目や触れた質感として気にされる方が多いです。
悪性になったり、人に感染させることはありません
・白いニキビと間違えられることも多い症状です。

お化粧をする女性のイラスト

🍠治療
放置しておいても特に問題はありませんが、放置して治ったり、飲み薬や塗り薬で治ることもありません
当院では小さな突起部に注射針で小さな穴をあけ、ピンセットで中にたまった角質を押し出します
少量の出血はありますが化膿しないように軟膏を塗り、そのあと絆創膏を貼ります。
保険適応の処置です。

🍠日常生活
・顔をごしごし擦らないようにしましょう。
・規則正しい生活を心掛けましょう。
・夏冬関係なく、日焼けに気を付けましょう。

🌟稗粒腫は放置しても問題はありませんが、外見を気にされ摘除を希望される方がたくさんいらっしゃいます!
痛みはほとんどなく、気軽にできる処置です♪
いつでも気軽にご相談下さい😌

2021/09/13

蕁麻疹について

こんにちは😊
連日雨でジメジメした日がつづいていますね☔
本日は、「蕁麻疹」についてご説明致します。

🍇蕁麻疹とは
蕁麻疹は、突然赤みを伴う小さな皮膚のふくらみができる疾患です。
このふくらみは、いつの間にか消えるのですが、別の場所に現れてはまた消えることを繰り返します
また、ムズムズするかゆみをもつことが多いです。

🍇原因
蕁麻疹は、4~5人に1人が一生のうちに一度は経験するといわれています。
そのうち、7割以上の患者さんは、自発的に症状があらわれる「特発性蕁麻疹」です。
特発性蕁麻疹の原因はまだよく分かっていません
その他に、次に挙げるような特定の刺激によって起こる蕁麻もあります。
風邪薬や痛み止めを飲むと蕁麻疹がでる
物に当たったり、ひっかいたところに蕁麻疹がでる
特定の食べ物を食べた後に症状がでる
日光に当たると症状がでる
運動や入浴の後など、体が温まると症状がでる
寒いところに行くと症状がでる
皮膚が水に濡れると症状がでる
📝このタイプの蕁麻疹では、お薬が効きにくいこともあるため、蕁麻疹を起こす刺激を避けることが大切です。
原因を特定するために、採血やパッチテストによるアレルギー検査をする場合もあります。

🍇症状
膨疹という、蕁麻疹に特有の赤み・かゆみ・ふくらみを伴う発疹が出現し、24時間以内に消えることが多いです。
蕁麻疹の症状は、主にヒスタミンと呼ばれる物質により起こります。
何らかの刺激で皮膚の肥満細胞という細胞からヒスタミンが放出されると、血管に作用して皮膚のふくらみや赤みを、神経に作用してかゆみを起こします。
蕁麻疹は症状の続く期間によって、急性慢性に分けられます。
【急性蕁麻疹】症状が1ヶ月以内に治まるもの。
【慢性蕁麻疹】症状が1ヶ月以上続くもの。夕方~夜間に症状が出て、悪化することが多いです。
治療には、数週間~数ヶ月以上かかることが多いです。

🍇治療
特発性の蕁麻疹は原因が分からないことが多いですが、お薬が効きやすく、治療によって治ることが多いです。
そのため、原因不明だからと諦めずに、しっかりと治療を行うことが大切です。
主に抗ヒスタミン薬という飲み薬で治療します。
症状が軽くなってきたらお薬の量や回数を徐々に減らしていきますが、飲み続けることが大切です。
ご自身の判断で急にお薬を中止しないようにしましょう。
症状がなくなっても、しばらくはお薬を飲み続けることが大切です。
先生と相談しながらお薬を飲み続けることで、蕁麻疹をコントロールしていきましょう。

📝当院では、新たに蕁麻疹の注射薬「ゾレア」を導入しています💉
もし気になる方は、気軽にご相談下さい😌

🌟蕁麻疹はかゆみも強く、長引くと辛い病気です😖
適切にお薬を飲み治療することが大切ですので、気になる症状がある方はお早めに受診しましょう😊

2021/09/06

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

さくら皮膚科スキンケアクリニック。ご予約・お問い合わせは03-3530-3001まで。
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