にきびについて①にきびの原因と種類
4月に入り東京の桜も満開になりましたね🌸
今回はニキビの原因と種類についてご紹介致します。
ニキビは皮脂腺の慢性的な炎症で「常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気です。
思春期ニキビと大人ニキビの二種類がありますが、どちらも皮脂が毛穴につまりニキビの原因であるアクネ菌が増殖してしまうことで発症します。
🌸皮脂がつまる原因は?
①化粧品や日焼け止め、シャンプー、洗顔料などの洗い残しによる皮膚の汚れ
②ストレスや寝不足、新陳代謝の低下、ホルモンの影響などによるターンオーバーの乱れ
③元々の肌質、糖分や油分の多い食生活、お肌の洗い過ぎになどよるホルモン分泌の異常や皮脂の過剰分泌
などがあります。
🌸種類について
思春期ニキビ:主に額から鼻にかけてのTゾーン、こめかみ、頬骨のあたりなど皮脂腺の多い部分に発生し、炎症を起こすことも多いため放置するとニキビ跡が残ってしまいます。
大人ニキビ:口や顎周りに乾燥してカサついたニキビが繰り返しでき、ストレスや生理周期などが原因であることが多いです。
また、ニキビにはたくさんの種類が存在し、進行度によって白→黒→赤→黄と患部の色が変化していきます。
1.白ニキビ(面皰)
一般的にコメドと呼ばれ、炎症はなく毛穴に皮脂や角質などの老廃物がつまった状態です。
コメドを自分で潰してしまうと、雑菌が入りやすくなったり取りきれずに残った芯からニキビが再発することがあります。
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2.黒ニキビ(面皰)
毛穴に溜まっていた皮脂が空気に触れることで酸化して黒くなった状態です。
毛穴が開いた黒い小さな盛り上がりになっています。
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3.赤ニキビ
酸化した皮脂が毛穴を塞いでしまうと皮膚の常在菌であるアクネ菌が増殖し、毛穴とその周りに炎症を起こすため赤みや腫れで痛みを伴うことがあります。
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4.黄ニキビ(膿疱性ざ瘡)
塞がれた毛穴の内部で症状が悪化し膿を持った状態です。
化膿した患部が黄色くなり、触ると痛みを伴います。
毛穴の周りの皮膚組織を破壊し、ニキビ痕として瘢痕(はんこん)ができる場合もあります。
🌟ニキビ痕を残さないためにも、白ニキビの状態から治療をすることがとても重要です!
一人ひとりの症状により治療法が異なる為、ご自身の判断で市販の薬を使う前に皮膚科をご受診ください♪
次回は「ニキビの治療法と日常生活で気を付ける点」についてご紹介していきます。