年の暮れに急増!?帯状疱疹について

なにかと忙しくなる年末の師走の時期…。⛄🎍
毎年この時期になると帯状疱疹で受診される方が増えて参ります😖
そこで今回は、「帯状疱疹」についてご紹介致します。

🎄帯状疱疹とは?
身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、赤い斑点小さな水ぶくれ帯状に現れる疾患です。
この症状に由来して「帯状疱疹」という病名がつけられました。
発症頻度は人口10万人あたり年間で300~500人程度と考えられています。
50歳代以降に多くみられる疾患ですが、過労やストレスが引き金となり若年層に発症することも珍しくありません
一度発症すると再発することは稀と言われていますが、高齢者の増加や平均寿命の延伸、発症率の増加傾向から、再発を繰り返す方も増えてきたのが現状です。

🎄原因は?
初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した場合は、「水疱瘡(みずぼうそう)」として発症します。
水疱瘡が治ったあと、ウイルスは体内の外に出るのではなく、神経節に潜み続けます(潜伏感染)
加齢やストレス、過労、自己免疫疾患、抗がん剤や免疫抑制剤の使用などが誘因となり免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが活動を始め帯状疱疹として発症します。

🎄症状
①皮膚
赤い斑点が現れる数日~1週間ほど前から、皮膚の違和感やピリピリ感といった痛みを伴うことがあります。
その後、身体の片側にやや盛り上がった赤い斑点や水疱が生じます。
水疱はやがて膿疱(膿が溜まったような状態)となり、2~3週間ほどでカサブタになります。
②神経痛
ウイルスが神経に炎症を引き起こすため、罹患した神経支配域に痛みを生じます
皮疹が治まると痛みも治まってくることが多いですが、時に痛み、感覚異常が残ってしまう場合があります(帯状疱疹後神経痛)
こちらは高齢者に多くみられ、難治性です。
📝顔面に発症した場合、角膜炎や結膜炎耳鳴りや難聴といった合併症が挙げられます。
そのため眼科や耳鼻科への受診も必要です。

🎄治療
ウイルスの増殖を抑えるために、抗ウイルス薬神経を保護する内服薬で治療します。
痛みが強い方へは鎮痛薬の内服を処方します。我慢せずに医師に相談しましょう!
また、皮膚の炎症を抑える塗り薬も処方します。

🎄日常生活で気をつけたいこと
①しっかり休息を☕
帯状疱疹は、疲労ストレスによって免疫力が低下したときに発症します。
十分な睡眠と栄養をとり、精神的・肉体的な安静を心がけることが回復への近道です😊
②身体を冷やさないようにしましょう🛀
冷えると痛みがひどくなります
入浴は可能なため、できるだけ温めて血行を良くしましょう。
③水疱は破らないように気をつけましょう!
破けると、他の細菌感染を起こしやすくなります。
細菌による化膿を防ぐためにも、故意に破かないようにしましょう。
④小さなお子様との接触、入院加療中のご家族ご友人のお見舞いは控えましょう🌷
周囲の人にうつることはありませんが、水疱瘡にかかったことのない方には水疱瘡として発症させる可能性があります。
また、病気で免疫力が低下している方がたくさんいらっしゃる入院施設への訪問は控えましょう。

🌟帯状疱疹はワクチンで予防できます❢
2016年3月より、ワクチンが承認されました。
まだ最近のことですが少しずつ知れ渡り、接種をご希望される患者様が年々増えております。
ご予約制となりますので、ご希望の方は受診時もしくはお電話にてお問い合わせ下さい♪

2020/12/14

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

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