ウイルス性イボ(疣贅)について
こんにちは😊
今回は、顔や手指、足にできる「イボ(疣贅)」についてご紹介致します。
⛄イボとは?
ヒトパピローマウイルスが皮膚表面の小さな傷から入り込み、皮膚の内部に感染することによって発症します。
人から人へ、また自分の皮膚の別の場所にうつります。
⛄症状
イボは、できた部位によって見た目や症状が異なりますが、多くの場合、痛みやかゆみを伴うことはありません。
【尋常性疣贅】手足に多くみられ、皮膚が盛り上がり硬くなります。
【扁平疣贅】顔多く見られる平らなイボで、赤みを伴うことがあります。
【尖圭コンジローマ】粘膜や陰部、肛門部にできる乳頭状・鶏冠状のイボで、性感染症の一つです。
⛄治療
主な治療法は、液体窒素を用いた冷凍凝固法となります。
-196度の超低温でイボを瞬間的に凍結しウイルスに感染している細胞を破壊させ、同時にイボ周辺に炎症を起こすことで免疫細胞を活性化かせウイルスを排除する治療法です。
痛みの強さや感じ方には個人差はありますが、一般的に冷たい氷を押し当てられたような痛みを伴います。
処置後も数日痛みが続く場合もありますが、ほとんどが自制内でおさまります。
また、何度も繰り返しやすい方やイボの数が増えてしまう方には、ヨクイニンというハトムギ由来の漢方薬を処方する場合もあります。
この冷凍凝固法を1~2週間に1回のペースで行っていきます。
間隔が空いてしまうとイボが大きくなったり増えたり、なかなか取れにくいため、定期的な通院が完治への近道です❢
🌟ほとんど自覚症状がないため、タコやウオノメだと思い放置してしまいがちですが、放っておくと大きくなったり数が増えてしまいます😖
「私の足にあるのはタコ?イボ?」など、少しでも気になった方は皮膚科にご相談ください😊