掌蹠膿疱症について
こんにちは😊
3月も終盤に差し掛かり、暖かい日が増え、だんだんと過ごしやすい季節になってきましたね🌸
今回は、手のひらや足の裏に水疱ができる「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」についてご説明致します。
🌷掌蹠膿疱症とは
・手のひらや足の裏に、膿がたまった小さな水疱(膿疱)が数多くでき、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
・膿疱の中には細菌はなく、人に感染することはありません。
🌷症状
最初は手のひらや足の裏に、小さな水ぶくれ(水疱)ができ、次第に膿疱に変化します。
始めはかゆみを伴う場合もあります。
その後、しばらくすると膿疱が乾き、痂皮(かさぶた)となり角層がはがれ落ちます。
重症になると、手のひらや足の裏の角層の厚みが増し、ひび割れて痛みを伴う場合や、すねや膝にも症状が出ることがあります。
また、10%~30%の人が関節や骨に炎症があり、痛みを伴う場合があります。その場合は、胸骨や鎖骨に痛みが生じる事が多いです。
🌷原因
掌蹠膿疱症の原因ははっきりと解明されていないケースも多いですが、喫煙や金属アレルギー、病巣感染(扁桃炎、虫歯、歯周炎、副鼻腔炎)などが
関与していると言われています。
🌷治療
金属アレルギーが原因の場合はそれらを除去し、病巣感染が関わっている場合はそちらを治療するため他科へご案内致します。
対症療法により、症状を軽くしたり、生活に支障が出ないようにします。
🌷日常生活で気を付ける事
・喫煙をひかえる
・虫歯や扁桃炎などにかからないように予防をする。
🌟症状は軽快と憎悪を繰り返しますが、最終的に軽快・治癒することも多いです。
一緒に根気よく、治療していきましょう😊