とびひについて

こんにちは😊
新年度から2週間ほど経ち、少しずつ新生活に慣れてくる頃ですね🌸
今回は、「とびひ」についてご紹介致します。

🌼とびひとは?
正式には「伝染性膿痂疹」といい、細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。
掻きむしった手を介して水疱(水ぶくれ)が次々に生じ、全身へ広がる様子が火事の火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。
とびひは、虫刺されや汗疹(あせも)を掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み感染することで発症します。

🌼症状
水ぶくれができるもの(水疱性膿痂疹)と、かさぶたができるもの(痂皮性膿痂疹)の2種類があります。
【水疱性膿痂疹】
皮膚にできた水疱が、だんだんをもつようになり、やがて破れると皮膚がめくれてただれてしまいます
目・鼻・口のまわりから症状が出始めることが多く、痒みがあり、そこを掻いた手で体の他の部分を触ると症状が体のあちこちに広がってしまいます
7歳未満の乳幼児に多く、夏にかかりやすいです。
とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因です。
【痂皮性膿痂疹】
皮膚の一部に膿をもった水ぶくれ(膿疱)ができ厚いカサブタになります。
炎症が強く、リンパ節が腫れたり発熱やのどの痛みを伴うこともあります。
全身に症状が出やすく、年齢や季節に関係なく発症します。
主に化膿レンサ球菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多いです。

🌟アトピー性皮膚炎の患者様は皮膚のバリア機能が特に低下しており、とびひにかかりやすいので注意しましょう

🌼治療
原因となる細菌を退治する治療を行います。
抗生物質飲み薬塗り薬を処方します。
また、必要に応じてかゆみを抑える抗ヒスタミン薬の飲み薬を処方します。

🌼日常生活で心がけること
《皮膚を清潔に保つ》
原因となる細菌を減らすため、入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。
患部はこすらず石鹸をよく泡立て泡で丁寧に洗い、その後はシャワーでよく洗い流しましょう🚿
《タオルや衣類は共用しない》
タオルや衣類を介してとびひがうつることもあります。
共用しないようにしましょう。
《プールは控える》
スイミングスクールや学校、保育園でプールに入る機会のあるお子様は、プールに入ると症状がひどくなったり他の人にうつしてしまう可能性があります。
治るまでは控えましょう。

🌟とびひは、親御さんの服薬管理と塗り薬の処置がとても重要です。
そのためお子様の服薬拒否がないよう、近隣の薬剤師さんと連携を取りながら飲みやすいお薬をご提案致します😊
また、お薬を飲む工夫を親御さんと一緒に考えます💪
ひどくならないうちに治療を始めると、より早く治すことができますよ♬
気になる症状がございましたら、お早めにご受診ください🌸

2021/04/12

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

さくら皮膚科スキンケアクリニック。ご予約・お問い合わせは03-3530-3001まで。
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