ケロイド・肥厚性瘢痕について
こんにちは😊
最近は雨の日が多く、ジメジメした日が続きますね☔
本日は傷の痕などにできる、「ケロイド・肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」についてご紹介致します。
🌸ケロイド・肥厚性瘢痕とは
傷の治癒する過程で繊維成分が過剰に増殖することで形成します。
〈ケロイド〉
・もとの傷の範囲を超えて赤みや盛り上がりが広がっていく。
・強い痒みや痛みがある。
・自然に治ることが少なく難治性。
〈肥厚性瘢痕〉
・もとの傷の範囲に赤みや盛り上がりが現れる。
・軽い痒みや痛みがある。
・時間の経過と共に、自然に治ることがある。
🌟好発部位
・下床に骨がある、前胸部・上腕・背中・顔に多く発生しやすい。
・傷の痕、全身どこにでもできる可能性がある。
🌸原因
・傷の深さや治る早さ
・傷にかかる力(摩擦力など)
・妊娠や女性ホルモン
・高血圧
・全身の炎症
・過度の飲酒や運動
・遺伝的なもんだん(ケロイド体質など)
上記で挙げたものが原因の一部と考えられていますがはっきりとした原因は分かっていません。
🌸治療
ケロイドや肥厚性瘢痕の治療は保存的治療が第一選択になります。
・圧迫療法:テープやコルセットをし患部の固定と安静を保つ。
・外用療法:ステロイド剤の入ったテープ剤や軟膏を外用する。
・内服療法:痒みなどの症状があれば抗アレルギー剤を内服する。
当院では、これらを複合的にあわせて治療を行っていきます。
上記以外にも外科的に手術を行うこともありますが、ケロイドが再発しやすい為、瘢痕拘縮が強い場合などにのみ行います。
治療方法については症状によって変わってきます。
気になる症状がある方はお気軽にご相談ください😊