低温やけどについて
こんにちは😊
紅葉が綺麗な季節になりましたね🍁
今回は、「低温やけど」についてご紹介致します。
🍃原因
通常ではしないような、44℃~50℃程度の温度で起こる熱傷のことを「低温やけど」と言います。
カイロや湯たんぽ、ホットカーペット、電気毛布などの低温の熱源に長時間肌に触れることで起こります。
症状が見た目には分かりにくかったり、痛みを感じづらいことがあるため、軽傷と勘違いしてしまいがちです。
体の不自由な方や、高齢者、小さなお子様などに起こりやすいです。
🍃症状
皮膚がどの程度損傷しているかによって、1~3度までの症状に分けられます。
【1度】ヒリヒリとした痛みと、うっすらとした赤みが生じます。
【浅達性2度】I度に比べてはっきりと紅斑や浮腫が見られ、損傷を受けてから24時間以内に、紅色の水疱ができます。
痛みを伴います。完治には2~3週間かかります。
【深達性2度】真皮の深くまで損傷を受けると、浅達性2度熱傷のときとは違い、白濁色の水疱ができます。
また知覚が鈍くなるため、痛みを感じることもほとんどありません。
完治までには3~4週間かかりますが、水疱が破れて潰瘍化したり、さらに悪化して3度熱傷に移行したりすることもあります。
【3度】患部表面が壊死した組織に覆われ、皮膚は白色または黄褐色、黒色になります。
知覚はまったく機能しなくなり、痛みを感じることはありません。
🍃応急処置
*流水で冷やす
まずは清潔な流水で10~30分程度冷やしましょう。
衣服を無理に脱がす必要はありません。
脱がせない場合は、衣服の上から流水をかけましょう。
*水疱は破らない
水疱になった場合は、潰さないようにしましょう。
雑菌が入ってしまい悪化する可能性があります。
🍃治療
炎症を抑えるステロイドの軟膏や傷の治りを促進する塗り薬が処方されます。
症状によっては、痛み止めや抗生剤の飲み薬を処方します。
🌟低温やけどは、受傷直後はほとんど変化がなく、1~2週間後に痛みや見た目の変化が起こることもあります。
少しでも皮膚に症状がみられた際には、お早めに皮膚科へご受診下さい😌