水痘(水ぼうそう)について
こんにちは!
今回は、お子さまに多く発症する「水痘」についてご紹介致します。
★水痘(みずぼうそう)とは?
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)に初めて感染し発症したものを「水痘(みずぼうそう)」といいます。
一度感染すると症状が治ったあともウイルスは体内で生き続けるため、体の免疫力が落ちたときに帯状疱疹として発症します。
(帯状疱疹についての記事はこちらをご覧下さい。)
★感染経路は?
空気感染・飛沫感染 → 咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込む。
接触感染 → 水疱にや粘膜の排出物(浸出液など)に接触する。
潜伏期間は10~21日間です。
★症状
発疹が出現する1~2週間前に軽度の発熱や倦怠感がみられます。
その後、①頭皮や口の中を含む身体のあらゆる場所に数mmの紅斑が出現し、②水疱となります。③水疱は3~4日で乾燥しカサブタになります。
発疹が出現してから1~2週間の間は①~③の経過を繰り返すため、症状が混在してみられるのが特徴で、かゆみを伴います。
また、リンパ節の膨張がみられることもあります。
白血病や糖尿病など、基礎疾患がある場合などは全身状態が強く出ることがありますが、ワクチン接種することで軽い症状で抑えられることがほとんどです。
★治療方法
かゆみや皮疹に対して抗ヒスタミンの飲み薬や塗り薬を処方します。
掻いてしまい二次感染を起こしている場合は、抗生物質を処方します。
患者様によって様々な症状が現れるため、医師の診断のもと症状に合わせた治療を行っていきます。
📝水痘は学校保健安全法の第二種に規定され、全ての発疹がカサブタになるまで出席停止です❢
登園・登校時には治癒証明書等の提出が必要になる場合があります。
保育園や学校にご確認下さい。
水痘はうつる病気です😩
疑わしい症状がある場合は、お早めにご受診下さいね(*^^*)
水いぼについて~②治療と日常生活で気を付けたいこと~
こんにちは(*^-^*)
朝晩の気温差が激しくなってきましたが、体調は崩されていませんか?
今回は、前回に引き続き「水いぼの治療と日常生活で気を付けたいこと」についてご紹介致します。
🌷治療方法
専用のピンセットで1つ1つ摘除していきます。
チクっとした痛みを伴うこと、また「怖い」という印象を与えてしまいますと、今後の医療機関全般への受診に影響を及ぼす可能性があります。
そのため当院では、麻酔テープ(ペンレステープ)を使用し痛みを取り除きながら処置をします。
麻酔の効果が最大に発揮されるのは貼付してから60分後になります。
処置は予約制で行っており、予約時間の1時間前に自宅で貼っていただきご来院下さい。
摘除後は少量の出血を伴うため、当日の入浴はシャワーのみとなります。
自宅では絆創膏を貼ったり、お薬を塗ったりする必要はありませんが、保湿剤は継続して塗りましょう。
🌟水いぼの予約方法ついての詳細は、こちらをご覧くださいね♬
http://www.sss-clinic.com/blog/1786.html
🌷日常生活で気を付けたいこと
・水いぼがあっても保育園や幼稚園、学校を休む必要はありません。
・プールの水ではうつらないため、入っても構いません。
しかし皮膚やビート版などの物の接触でうつる可能性があるため、注意が必要です❢
水着やタオルの共用はしないようにし、プール後はシャワーで洗い流しましょう。
水着で覆われていない所の水いぼは、ラッシュガードの着用や防水絆創膏を貼るなど周りのお子様にも配慮しましょう。
保育園や幼稚園、学校によってルールがある場合がありますのでご確認ください。
・衣類やタオルなどを共用しないようにしましょう。
洗濯は一緒にしても構いません。
🌟2週にわたって水いぼについてご紹介致しました❢
夏本番前に早めに摘除し、楽しい夏を過ごしましょうね😄🍧
水いぼについて~①水いぼってなに?~
こんにちは!
6月に入り、そろそろプールの季節になってきましたね(*^^*)
今回は夏季に流行する「水いぼ」について、2回に分けてご紹介してまいります。
🌊水いぼとは?
伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚の感染症です。
プール等の直接肌が触れ合う場所で感染しやすく、特に皮膚が薄くバリア機能が弱い乳幼児から小学校低学年のお子様に多く見られます。
🌊症状
見た目は1〜5mm程の水っぽい光沢のあるドーム状の白い塊です。
痛みや痒みの症状はほぼなく、半年から1~2年ほどかけて自然治癒することもあります。
しかしその間に増えたり、大きくなることで痒みが生じ掻き広げてしまう恐れがあります。
特にアトピー性皮膚炎や乾燥肌等で肌のバリア機能が低下しているお子様は、水いぼになりやすい傾向があります。
🌟感染症のため、自身の他の皮膚に広がるだけでなく、お友達やご兄弟にもうつってしまいます(>_<)
放置しておくと、とびひになってしまったりと重症化してしまうこともあります。
保育園や幼稚園によっては、お友達とプールに入れなくなりますので早めに治療しましょう❢
次回は、「水いぼの治療法と日常で気を付けたい事」をご紹介致します♬
2019/06/03