口角炎・口唇炎について

早いもので、今年もまもなく暮れようとしていますね。
年内最後は、「口角炎・口唇炎」についてご紹介致します。

口角炎とは?
上唇と下唇が合わさる唇の両端の口角に赤く炎症が起き亀裂ができて裂けてしまう症状です。
アトピー性皮膚炎や、ビタミン・鉄分の不足カンジタ(カビ)感染口紅やリップクリームによるかぶれ等が原因です。
口を開けた際に皮膚が引っ張られるため、それによっても切れやすくなります。
また乾燥した状態で口を大きく開けることも原因の一つです。

口唇炎とは?
唇がかさかさする、かゆいピリピリする皮がめくれるなど冬場によく見られる症状です。
乾燥による口唇の荒れ、口角炎同様に化粧品などに対するアレルギー反応等が原因です。

治療
・炎症を抑えるステロイドの塗り薬
・カンジタの場合は抗真菌薬
・刺激の少ない保湿剤
ビタミン剤の内服薬

日常生活での注意点
・大きく口を開ける、舌で舐める、カサブタを剥がす等は悪化の原因となります。
歯磨き粉や、化粧品などの洗い残しがないか注意しましょう。
・食事が刺激になることもあるため、食べる前に保湿剤を塗り保護しましょう。
十分な睡眠を取り、バランスの取れた食生活を送りましょう。

🌟市販のリップクリームではなかなか治りづらく、悪化させてしまう場合もあります(>_<)
症状がある場合は早めに受診しましょうね♬

2019/12/23

脂漏性皮膚炎について

こんにちは(^-^)
今年も残り1か月を切りましたね。
本日は「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」についてご説明していきます。

脂漏性皮膚炎とは?
 皮脂腺が多く存在する部位、頭部・顔・脇・胸部などによくできる湿疹です。
皮脂分泌機能の異常やビタミン代謝異常・ストレスなどが原因と言われています。
また真菌の一種であるマラセチアが関与している可能性があるとも言われています。
冬に悪化しやすく、男性に多いのが特徴です。

症状
皮脂分泌の多い頭部や顔面に、フケ様の付着物を伴う湿疹や、薄い痂皮(かさぶた)のようなものを伴う赤みが見られます。
痒みは無いこともありますが、再発・再燃を繰り返しやすいです。
頭皮の脂漏性皮膚炎では、フケ様の付着物が大量に出てしまうこともあります。

治療
基本的にはステイドロの外用が効果的であり、短期間の外用で改善がみられます。
マラセチアの関与も考慮して、カビに効く抗真菌外用薬を使用する場合もあります。
※皮膚の一部を採取して、真菌がいないか顕微鏡検査をする場合があります。
治療薬の使用で一時的に症状が軽快しても、自己判断で薬の使用をやめないようにしましょう❢
治癒する前にやめてしまうと、ほとんどの場合しばらくして再発してしまいます(>_<)

日常生活で気をつけること
・毎日髪を洗い清潔を保ちましょう。
・ストレスや過労は悪化の原因になるため、規則正しい生活を送りましょう。
・ビタミンや食物繊維の多く含まれる食品を取るよう心掛けましょう。

🌟再発・再燃を防ぐために、定期的な診察が大切です❢
脂漏性皮膚炎の方にオススメのボディソープやシャンプーのご案内もしております🧼
特に頭皮はご自分ではなかなか気付きにくいですよね😩
「美容院で指摘された」「最近コートにフケが付着している」など、思い当たる方はお早めにご受診下さいね(*^-^*)

 

2019/12/09

手湿疹について

11月に入り、秋も本格的になってきましたね
本日は秋、冬に多い「手湿疹」についてご紹介致します。

手湿疹ってなに?
水仕事パソコン業務をよくしたり、紙幣などをよく扱ったりするために、繰り返し指先に刺激が加わって起こるものです。
特に主婦、美容師、飲食店員などに多く見られる疾患です。

どんな症状?
・皮膚が赤くなり痒みがでる
・小さなブツブツや水ぶくれひび割れができる
・水ぶくれが潰れてジクジクする
・皮膚がボロボロと剥ける
・水や洗剤などがしみて痛い

主な原因
洗剤などの刺激が原因の一つにあげられています。
これで油が良く落ちるように、皮膚表面の脂も落ちてしまい、皮膚の表面がカサカサして荒れてきます。
そのため、刺激を受けやすくなり湿疹が起こってきます。

治療法
・炎症を抑えるためのステロイドの塗り薬
・皮膚を保護するための保湿剤
・かゆみのある場合はかゆみを改善する抗ヒスタミン薬の飲み薬
・ひび割れのある場合はテープ剤の処方

予防法
・水仕事の際は水に直接触れないよう手袋をしましょう。
(ゴム製は刺激になりやすいので綿の手袋の上からゴム手袋をはめると良いです)
・洗剤、シャンプー等は敏感肌用にする。
・保湿剤を1日に何回も使用して手を保護する。

放っておくと悪化しやすい手湿疹(>_<)
少し良くなってきても、再燃しやすい疾患でもあります。
根気強い治療が大切です❢
早めに受診しましょうね(*^^*)

2019/11/05

皮膚のカサカサや痒みで悩んでいませんか?

10月もそろそろ終わりに近づき、紅葉が綺麗な季節がやってきますね🍁
そんな秋から冬に多くなる疾患が「皮脂欠乏性湿疹」です。

【原因と症状】
皮膚表面の脂が減少することにより、皮膚の水分が減少して乾燥の症状が出ます。
乾燥することで強い痒みを感じ、つい掻いてしまうことで湿疹となります。

【治療】
症状や部位に合わせてお薬を処方します。
‣ 炎症をおさえるためのステロイドの塗り薬
‣ 乾燥を防ぐための保湿剤
‣ 痒みの原因となるヒスタミンの働きを抑える飲み薬(抗アレルギー剤)

【日常生活の注意点】
処方された塗り薬や飲み薬は正しく使いましょう
⓶お風呂ではナイロンタオルなどで強くゴシゴシと洗わないようにしましょう。
⓷皮膚のうるおいを保ちましょう。
⓸部屋の湿度を保ち、乾燥に注意しましょう。
⓹掻くと症状がひどくなるため、なるべく掻かないように気を付けましょう。
⓺皮膚に刺激の少ない肌着を選びましょう。
⓻体が温まると痒みがひどくなるため、アルコールや辛い物等は控えましょう

🌟悪化させないためには、早期の治療が大切です。
気になる症状がある方は、お早めにご相談くださいね(*^-^*)

2019/10/21

秋の花粉症状でお悩みの方が増えてきています!

気温が高い日が続いていましたが、今週から秋らしい気温になってきましたね
10月に入り、秋の花粉症状でお悩みの患者様も増えてきました(>_<)
そこで今回は、「秋の花粉症」についてご紹介致します。

🌰秋の花粉の種類は?いつまで続く?
・キク科(ブタクサやヨモギ) ➔ 9~11月
・イネ科(カモガヤ、ススキ) ➔ 9~11月
・アサ科(カナムグラ)    ➔ 9~11月中旬
・スギ科           ➔ 9~11月
空き地など、身近に繁殖する雑草が主です❢

🌰秋はハウスダストも増える!?
ダニは気温が上がる6~8月に繁殖しますが、9月下旬~10月にかけて気温が下がり死骸が増え、フンが蓄積されます。
それによってハウスダストによるアレルギー性鼻炎でお悩みの方が増えてしまうのです😩
🌟当院はアレルギー疾患も診療可能ですので、点鼻薬の処方もできます✧˖°
お悩みの方はご相談くださいね(*^-^*)

🌰食べ物にも注意!?
花粉に含まれるたんぱく質と似たようなアレルゲンをもつ食べ物を食べると、口腔アレルギー症状を引き起こす可能性があります。
口周りに痒みが出たり、口の中が腫れたり痛みを感じます。
ひどい場合はアナフィラキシーショックを引き起こすため、注意が必要です。

🌰風邪と花粉症の症状の見分けは?
☑高熱・激しいのどの痛み・粘り気のある鼻水、いずれの症状もない
且つ、
☑目の痒みがある
☑連続したくしゃみが出る
☑水のような透明な鼻水が出る
(久光製薬より抜粋)
当てはまる方は花粉症の可能性があります🌼

🌟花粉症かどうか、アレルギー検査をすることも可能です。
症状でお悩みの方は、ぜひご相談にお越しくださいね😄

2019/10/07

増税に伴う自費の診察料・施術・商品についてのご案内

10月1日から、消費税法の改定により税率が8%から10%に引き上げられます。

当院では患者様に日頃の感謝を込めて、これまで通りの据え置き価格で提供させていただきます。

患者様お一人おひとりの出会いと関わりを大切に、気軽に相談できる地域のかかりつけ医を目指して参ります。

患者様に寄り添った医療を提供できるよう努力して参りますので、今後ともスタッフ一同、宜しくお願い申し上げます。

千川さくら皮フ科クリニック
スタッフ一同

2019/09/30

爪周りの炎症(爪囲炎)について

こんにちは♪
少しずつ気温が下がり過ごしやすくなってきましたね。
本日は爪周りの炎症、「爪囲炎」についてご紹介致します。

【爪囲炎とは?】
爪の周りの皮膚が炎症を起こし、赤く腫れた状態爪囲炎(そういえん)と言います。
手足のささくれや深爪などの小さな傷口から細菌が入り込み化膿する事で起こります。
巻き爪を繰り返すことで炎症を起こす事場合もあります。

【症状】
爪の周囲が赤く腫れて痛みが出ます。
炎症が進むと膿が溜まったり、関節が腫れて曲げにくくなる場合もあります。

【治療】
症状に合わせて塗り薬や飲み薬を処方します。
痛みが強い場合には痛み止めを処方します。
また膿が溜まっている場合には膿を出す処置をします。

悪化すると腫れや痛みが強く、完治するまで時間がかかってしまいます(>_<)
悪化する前に、早めに受診しましょう❢

2019/09/17

粉瘤(アテローム)について

粉瘤とは?
粉瘤とはアテロームとも呼ばれ、皮膚の下に袋状の構造物ができます。
本来皮膚から剥がれ落ちるはずの垢や皮脂などの老廃物が袋の中に溜まることによってできる、良性の腫瘍です。
初めは非常に小さいため、自覚される方はほとんどいません。
しかし溜まった垢や皮脂は自然に袋の外には出られず、どんどん溜まっていきます。
その為、時間と共に少しずつ大きくなっていきます

できやすい部位
身体のどこにでもできます。
 耳の後ろや脇の下、鼠径部や背中などにできやすい傾向があります。

症状
普段は痛みなどの症状はありません。
しかし、細菌が侵入して化膿する場合があります。
これを炎症(化膿)性粉瘤と呼び、患部は赤く腫れ、痛みを伴います。

治療
‣ 軽い炎症の場合は抗生物質を内服します。
‣ 強い炎症を伴う場合は、皮膚を小さく切開し(局所麻酔を使用)膿を外へ出します
症状に合わせて飲み薬や塗り薬による治療を行います。

特に赤みや痛みは無い場合は、外科的に袋を切除する場合もございます。
粉瘤は良性腫瘍なので、必ず手術をしなければいけないということではありません。
しかしどんどん大きくなったり、部位によっては切除をおすすめすることもあります。

気になる症状がある方はお早めにご相談くださいね(*^-^*)

2019/08/19

二の腕のブツブツが気になっていませんか?

こんにちは(^-^)
連日雨でジメジメの日が続いていますね☔
半袖になる季節になり、二の腕のブツブツが気になることはありませんか?
今回は「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」についてご紹介したいと思います。

🌷毛孔性苔癬とは?
毛穴に一致して、赤く小さな盛り上がりが生じる状態を指します。
かゆみや痛みなどはありませんが、見た目に鳥肌の様な変化をきたします。
他人に感染する事はありません。

🌷原因
肌の乾燥ターンオーバー異常過剰な皮脂分泌が原因と言われています。
遺伝が関与しているともいわれ、家族内で発症していることが多いです。
特に目立つのは思春期から20歳代で、30歳代以降になると自然に落ち着くこともあります。

🌷治療
皮膚を柔らかくする外用薬や保湿剤を使用し、症状を緩和させます。

🌷日常生活の注意点
・ゴシゴシこすったり、爪で引っ掻いたりして傷つけないようにしましょう。
➔ 感染を起こしたり、色素沈着を引き起こす原因となります。
・紫外線に当たると更に目立ちやすくなるため、紫外線対策を行いましょう。

🌟半袖の時期になり症状が気になる方は、お早めに皮膚科へご相談ください(*^^*)

 

2019/07/16

グリーンネイルについて

こんにちは☀
夏に差し掛かり、サンダル👡を履く機会が増えてきましたね♬
そのため、グリーンネイルでお悩みの患者様が増えてまいりました。
そこで本日は「グリーンネイル」についてご紹介致します📝

☆グリーンネイルとは
緑膿菌(りょくのうきん)と呼ばれる、私たちの皮膚などの至る所に存在する常在菌によって手や足の爪が緑色に変色してしまうことをグリーンネイルといいます。
かゆみや痛みなどの自覚症状はほぼありません。

☆原因
緑膿菌は湿った所を好み、ネイルなどをされる方に多くみられます。
ネイルと自身の爪のわずかな隙間に水などが入り込み、菌が増殖することで症状が現れます
はがれかけた自身の爪と皮膚の間で菌が繁殖する場合もあります。

☆治療法
症状が落ち着くまでネイルを控えていただき、徐々に下から生える新しい爪に患部が押し出されることによって治癒します。
場合によっては抗菌薬の塗り薬で治療します。

☆気を付けたい事
極力爪を乾燥させた状態にさせ、清潔さを保ちましょう。
・ネイルと爪の間に隙間などを見つけたらすぐに補修するなどの対策をとりましょう。
定期的にネイルをお休みする期間を設ける事も大切です。

🌟ネイルをより楽しむ為にも、爪の変色に気付いたら放っておかずに、早めの受診をお勧め致します(*^^*)

ネイル フリー素材 に対する画像結果

2019/07/08

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

さくら皮膚科スキンケアクリニック。ご予約・お問い合わせは03-3530-3001まで。
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