白斑について

今回は白斑についてご紹介致します。

☆白斑とは
皮膚の色が白く抜けてしまう病気です。

☆症状
症状の現れ方は3種類あります。
限局型局所的に症状が現れる
汎発型全身いたるところに症状が現れる
神経分節型皮膚の神経に沿って症状が現れる

☆原因
明確には特定されていませんが、過度のストレス等で自己免疫自律神経に異常がおき、色素細胞(メラノサイト)が減少又は破壊されることが原因とされています。
遺伝で発症する可能性もあります。

☆治療法
当院ではステロイドの塗り薬を使用した治療を行います。
症状によっては光線療法等をお勧めする場合がございますが、近隣の総合病院へご紹介する形となります。

☆日常で気をつけること
日焼け対策をしっかりしましょう。
色素細胞が減少することで日焼けしやすくなるのと、日焼けをすることにより症状の出ているところがよりハッキリしてしまうため注意が必要です。
・極力ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

白斑は自然治癒しにくい病気です。
少しでも気になるご症状がございましたらご受診ください。

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2018/10/22

秋の花粉について

だんだん肌寒い季節になってきましたね🍂
本日は【秋の花粉】についてご説明致します。

🌰秋の主な花粉
ブタクサ・・・ブタクサ花粉はスギのように遠くまで飛びません。粒子が小さいため気管支に侵入しやすいため注意が必要です。
カナムグラ・・・道端や荒地などの日当たりの良い場所に生育する。
イネ科(カモガヤ・オオアワガエリ)・・・収穫時期に伴って花粉が多く飛散する。
ヨモギ・・・ブタクサ花粉とともに秋の花粉症の原因として有名。気管支喘息の悪化因子にもなり、特に食物アレルギーとの関連性も注意する必要がある。
スギ・・・この時期のスギ花粉の飛散量はごく少量と言われている。
草本花粉(そうほんかふん)と言う、草の花粉が飛散するのが秋の花粉の特徴となります。

🌰症状
・透明でサラっとした鼻水がでる。
・1週間以上鼻水やくしゃみが続いている。
・目と鼻に痒みをともなう。
・1日中くしゃみが止まらないことがある。
・熱があっても微熱程度で高熱ではない。
上記項目が当てはまる数が多いと花粉症の可能性が高いでしょう。

🌰花粉症対策
・草むらに近寄らないようにしましょう。
・マスクや眼鏡の着用をしましょう。
・手洗い・うがいをしましょう。
・外出から帰った際や洗濯物を取り込む際は花粉を払い落しましょう。
・本格的な花粉症時期に入る前に、早めに病院でお薬をもらいましょう。

症状に合わせた内服薬や点眼薬をお出しします。
気になる症状があれば、お早めにご相談ください。

2018/10/15

自家感作性皮膚炎

こんにちは!
今回は自家感作性皮膚炎についてご紹介致します。

🌰自家感作性皮膚炎とは?
体のある部位に生じた皮膚の強い炎症(原発巣)が悪化し、広範囲に痒みを帯びた丘疹(散布疹)が多発する状態です。
原発巣となる疾患は、接触性皮膚炎貨幣状湿疹(発疹の形が円形や楕円形で貨幣に似ている症状)の頻度が高いですが、アトピー性皮膚炎足白癬熱傷などもあります。
メカニズムは明確には解明されていませんが、元となる原発巣が適切に治療されなかったり、掻きむしったりすることで細菌感染が生じ、全身にアレルギー反応を起こすという説もあります。

🌰主な症状
原発巣の発症から散布疹の発現までの期間は5日間~数週間が多く、手のひらや足の裏に直径1mm程度の水疱が多発し、次第に膿んできます。
症状はほぼ対称的に現れ、腕や足、体幹、顔面、首の順に出やすく、強い痒みと悪寒や発熱、食欲不振などの全身症状を伴う場合もあります。

🌰治療方法
まずは原発巣に対しての治療が必要です。
細菌感染が関与している場合は抗菌薬の内服をし、散布疹にはステロイドの外用や抗アレルギー薬などを内服します。
乾燥を伴う場合には保湿剤を外用したり、入浴中にタオルで強く擦ったりしないように注意しましょう。

気になる症状がある方は、お早めにご受診ください♪

2018/10/09

アトピー性皮膚炎について

今回はアトピー性皮膚炎についてご紹介致します。

☆アトピー性皮膚炎とは?
強い痒みを特徴とする、長年にわたり良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の皮膚炎です。
強いかゆみのため、かき傷が多くみられ、夜間の睡眠が妨げられることもあります。

☆原因
アレルギーが原因で発症する方や、乾燥で皮膚のバリア機能が低下している方、親からの遺伝等が原因とされています。

☆症状
痒みを伴う湿疹が全身に現れます。
鳥肌の様にザラザラし皮膚が厚くなる、かたくなった発疹が目立つのが特徴です。

☆治療
炎症を抑えるステロイド剤や乾燥を防ぐ保湿剤、痒みを抑える抗アレルギー薬等を使用します。
治療により症状が落ち着いても、環境の変化やストレスで急激に悪化する場合あります。
定期的に受診し、医師から皮膚の評価を受けましょう。

☆日常生活で気を付けること
①アレルギー素因の除去
室内の掃除をこまめに行い、お天気の良い日はお布団をよく乾かしましょう。
エアコンのフィルターもカビが繁殖しやすいです。特に梅雨入り前は念入りにお掃除しましょう。
②スキンケア
入浴時は、皮膚の乾燥を防ぐために石鹸やシャンプーの使い過ぎに注意しましょう。
衣類はウールを避け、木綿の低刺激性のものがお勧めです。
アトピー性皮膚炎の方向けに、低刺激のスキンケア用品のご案内とサンプルのご用意がございます。
ご希望の方はスタッフまでお問合せください♪

これから段々と肌寒くなっていき、乾燥でアトピー症状がひどくなる方もいらっしゃると思います。
気になる症状ございましたら、お早めにご相談くださいね(*^-^*)

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2018/10/01

ジベルばら色粃糠疹(いろひこうしん)について

本日は「ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)」につていご紹介致します。

🌸どんな病気?
比較的若い方(10~30代)に出来やすく、また夏より冬に多いと言われています。
原因は「何らかのウイルス感染による二次的な反応」と考えられていますが、詳しいことは不明です。
他の方に感染することはないため、登校や出勤への制限はございません。

🌸症状
最初に出る症状はヘラルドパッチと呼ばれ2cm~3cmの楕円形で周りがかさかさした皮疹が出ます。
ヘラルドパッチが出てから1~2週間で、より小さい紅斑が身体・手足に多発します。
背部などではクリスマスツリー様の配列がみられるのが特徴的です。
痒みは比較的少なく、1~2か月で自然治癒します

🌸治療
1~2か月で自然治癒する為、治療は対症療法になります。
痒みの症状が強い場合は内服薬や外用薬を処方します。
薬疹やウイルス性発疹などの病気と識別することが難しい為、気になる症状がございましたら、早めに受診しましょう!

2018/09/25

手足口病

こんにちは!今回は手足口病についてご紹介致します。

手足口病とは、ウイルスエンテロウイルスコクサッキーウイルスなど)が原因で発症する感染症です。
ほとんどは小児で、6歳未満の小児が80%を占めますが、まれに大人にも感染します。

◯症状
潜伏期間は3〜7で、口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱状の発疹が現れるほか、下痢や嘔吐などの消化器症状が出る場合もあります。
1〜3日間発熱することがありますが、37度台とそれほど高くないことが多いです。
また、口の中の水疱がつぶれてできる口内炎の痛みで食欲不振が強いと、脱水症状を引き起こすことがあります。
重症化すると、ごく稀に髄膜炎を起こすこともあるため注意が必要です。

◯感染経路と対策
●飛沫感染
感染者のくしゃみや咳と一緒に飛び出したウイルスを吸い込むことで感染します。
●接触感染
感染者が触れたドアノブやおもちゃなどに触れることによりウイルスが手に付着し、その手で目や鼻、口などに触れることで、その部位の粘膜から体内に入り感染します。
主に水疱液からの接触感染です。
●経口感染
感染後は口(呼吸器)から1〜2週間、便から2〜4週間にわたってウイルスが排泄されます。
乾燥した便の粒子を吸い込んだり、トイレやおむつ替えの後で十分に洗っていない手で顔などに触れたりすることで感染します。

🌟以上のような感染を防ぐために、こどもの排泄後や赤ちゃんのおむつ交換の後はしっかりと手洗い・手指消毒をし、身の回りの物も消毒するようにしましょう。

◯治療法
自然に良くなることもありますが、症状によっては抗生物質や解熱鎮痛薬の内服を処方します。
口内炎や喉の痛みがある場合は、刺激が少なく喉ごしのよいもの(冷たい飲料、ゼリー、果物すり下ろし)などを食べるようにしましょう。

🌟感染力が強いため、保育園や幼稚園、学校によっては出席停止となる場合がございます。
気になる症状がございましたらお早めにご受診ください。

2018/09/18

乳児脂漏性湿疹について

今回は「乳児脂漏性湿疹」についてご紹介致します。

☆症状
乳児によくみられるもので、頭皮や顔等にカサカサした鱗の様なカサブタの様な皮疹ができます。
痒みや痛みはほとんどなく、感染するものではありません。

☆原因
妊娠中の母体からのホルモンの影響で皮脂が多く分泌されることが原因と言われています。
※マラセチアという常在菌が増える事で症状が現れる場合もあります。

☆治療法
炎症を抑えるステロイド剤や抗真菌作用のある塗り薬、ワセリン等の保護剤を使用します。

☆予防法
・入浴時に石鹸等で皮脂をやさしく丁寧に洗い流しましょう
その際、無理に落屑(カサブタやフケの様なもの)をこすって取らないように注意しましょう!
症状が悪化する恐れがあります。
・肌を清潔に保ち、適度な保湿を心がけましょう。

気になるご症状ございましたら、お気軽にご相談ください。

2018/09/10

乳児湿疹について

乳児湿疹は、乳児期(1才まで)に出現する発疹症の総称です。
生後6ヶ月頃までの湿疹は原因の特定が難しいため、肌トラブルをまとめて「乳児湿疹と呼んでいます。
乳児の湿疹としては、乳児脂漏性湿疹、おむつかぶれ、あせも、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーによる湿疹などがあります。
生後2週間頃から現れやすくなりますが、多くの場合1~2歳までに自然治癒する場合もあります。

🌸症状
頭部・顔・耳の周囲・胸・わきの下・背中・陰部によく症状が現れます。
カサカサ、水ぶくれ、ただれ、カサブタのようになることもあります。
強いかゆみのために顔をこすりつけたり、寝つきが悪く、ぐずったりします。
1歳を過ぎると湿疹を起こしやすい範囲も狭くなり、軽快することが多くなります。
入浴時にはこすらず優しく洗い、入浴後には保湿剤でスキンケアをすると良いでしょう。

🌸治療
症状に合わせて外用薬や内服を処方します。
自然に良くなる場合もありますが、逆に悪化する場合もあります。
症状に気付いたら、まずは皮膚科を受診しましょう。

2018/09/03

角化性湿疹について

今回は角化性湿疹についてご紹介致します。

☆症状
皮膚の角質が厚く硬くなり、ガサガサしたり、ひび割れた状態になります。

☆原因
摩擦など外部の刺激から皮膚を守る為に、角質が溜まることで皮膚が分厚くなります。
分厚くなった皮膚は乾燥しやすくなる為、ひび割れなども起こしやすくなります。

☆症状が現れやすいところ
かかと、ひじ、ひざ等。

☆治療法
角質を柔らかくする塗り薬や、乾燥を防ぐ保湿剤などを使用します。

☆予防法
・こまめに保湿をしましょう!
・定期的にピーリング(古い角質を除去する)をすると、より効果的です!
⇨ 毎日のホームケアとして、スキンピールバー(ピーリング石鹸)の取り扱いがございます✧˖°
顔を含め、全身にお使いいただける石鹸です。受付ですぐにご購入できます♫
ツルツルになりますよ(*^-^*)

気になるご症状ございましたら、お気軽にご相談ください♪

2018/08/27

汗疱について

本日は汗に関係する病気「汗疱(かんぽう)」についてご紹介致します。

🌸症状
1mmから数mm大の小さい水ぶくれが、手のひらや足の裏に多発します。
痒みや痛みをともなうことがあります。
汗のかきやすい春~夏に悪化し、秋になると軽快します。

🌸原因
夏季に多く発症するため、発汗との関連があると言われていますが、原因不明のことが多いです。
金属アレルギーやアトピー性皮膚炎などが関係があるとも言われています。
歯科金属や食物に含まれる金属が吸収され、汗に少量排出され症状を引き起こすこともあります。

🌸検査・診断
手足の症状を診察し、水虫や掌蹠膿疱症・手足口病などとの鑑別が必要になります。
必要な場合は真菌検査を行います

🌸治療
症状が軽い場合、2~3週間程度で吸収され、自然に改善することもあります。
かゆみや炎症症状がある場合、水ぶくれが大きい場合などは炎症を抑えるお薬
表面の角質を柔らかくし、汗の排出を促す尿素の入った軟膏や保湿剤を外用します。

気になる症状がございましたら、お早めにご受診ください🎐

2018/08/20

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

さくら皮膚科スキンケアクリニック。ご予約・お問い合わせは03-3530-3001まで。
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