アトピー性皮膚炎について
今回はアトピー性皮膚炎についてご紹介致します。
☆アトピー性皮膚炎とは?
強い痒みを特徴とする、長年にわたり良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の皮膚炎です。
強いかゆみのため、かき傷が多くみられ、夜間の睡眠が妨げられることもあります。
☆原因
アレルギーが原因で発症する方や、乾燥で皮膚のバリア機能が低下している方、親からの遺伝等が原因とされています。
☆症状
痒みを伴う湿疹が全身に現れます。
鳥肌の様にザラザラし皮膚が厚くなる、かたくなった発疹が目立つのが特徴です。
☆治療
炎症を抑えるステロイド剤や乾燥を防ぐ保湿剤、痒みを抑える抗アレルギー薬等を使用します。
治療により症状が落ち着いても、環境の変化やストレスで急激に悪化する場合あります。
定期的に受診し、医師から皮膚の評価を受けましょう。
☆日常生活で気を付けること
①アレルギー素因の除去
室内の掃除をこまめに行い、お天気の良い日はお布団をよく乾かしましょう。
エアコンのフィルターもカビが繁殖しやすいです。特に梅雨入り前は念入りにお掃除しましょう。
②スキンケア
入浴時は、皮膚の乾燥を防ぐために石鹸やシャンプーの使い過ぎに注意しましょう。
衣類はウールを避け、木綿の低刺激性のものがお勧めです。
アトピー性皮膚炎の方向けに、低刺激のスキンケア用品のご案内とサンプルのご用意がございます。
ご希望の方はスタッフまでお問合せください♪
これから段々と肌寒くなっていき、乾燥でアトピー症状がひどくなる方もいらっしゃると思います。
気になる症状ございましたら、お早めにご相談くださいね(*^-^*)
ジベルばら色粃糠疹(いろひこうしん)について
本日は「ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)」につていご紹介致します。
🌸どんな病気?
比較的若い方(10~30代)に出来やすく、また夏より冬に多いと言われています。
原因は「何らかのウイルス感染による二次的な反応」と考えられていますが、詳しいことは不明です。
他の方に感染することはないため、登校や出勤への制限はございません。
🌸症状
最初に出る症状はヘラルドパッチと呼ばれ、2cm~3cmの楕円形で周りがかさかさした皮疹が出ます。
ヘラルドパッチが出てから1~2週間で、より小さい紅斑が身体・手足に多発します。
背部などではクリスマスツリー様の配列がみられるのが特徴的です。
痒みは比較的少なく、1~2か月で自然治癒します。
🌸治療
1~2か月で自然治癒する為、治療は対症療法になります。
痒みの症状が強い場合は内服薬や外用薬を処方します。
薬疹やウイルス性発疹などの病気と識別することが難しい為、気になる症状がございましたら、早めに受診しましょう!
手足口病
こんにちは!今回は手足口病についてご紹介致します。
手足口病とは、ウイルス(エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなど)が原因で発症する感染症です。
ほとんどは小児で、6歳未満の小児が80%を占めますが、まれに大人にも感染します。
◯症状
潜伏期間は3〜7日で、口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱状の発疹が現れるほか、下痢や嘔吐などの消化器症状が出る場合もあります。
1〜3日間発熱することがありますが、37度台とそれほど高くないことが多いです。
また、口の中の水疱がつぶれてできる口内炎の痛みで食欲不振が強いと、脱水症状を引き起こすことがあります。
重症化すると、ごく稀に髄膜炎を起こすこともあるため注意が必要です。
◯感染経路と対策
●飛沫感染
感染者のくしゃみや咳と一緒に飛び出したウイルスを吸い込むことで感染します。
●接触感染
感染者が触れたドアノブやおもちゃなどに触れることによりウイルスが手に付着し、その手で目や鼻、口などに触れることで、その部位の粘膜から体内に入り感染します。
主に水疱液からの接触感染です。
●経口感染
感染後は口(呼吸器)から1〜2週間、便から2〜4週間にわたってウイルスが排泄されます。
乾燥した便の粒子を吸い込んだり、トイレやおむつ替えの後で十分に洗っていない手で顔などに触れたりすることで感染します。
🌟以上のような感染を防ぐために、こどもの排泄後や赤ちゃんのおむつ交換の後はしっかりと手洗い・手指消毒をし、身の回りの物も消毒するようにしましょう。
◯治療法
自然に良くなることもありますが、症状によっては抗生物質や解熱鎮痛薬の内服を処方します。
口内炎や喉の痛みがある場合は、刺激が少なく喉ごしのよいもの(冷たい飲料、ゼリー、果物すり下ろし)などを食べるようにしましょう。
🌟感染力が強いため、保育園や幼稚園、学校によっては出席停止となる場合がございます。
気になる症状がございましたらお早めにご受診ください。
乳児脂漏性湿疹について
今回は「乳児脂漏性湿疹」についてご紹介致します。
☆症状
乳児によくみられるもので、頭皮や顔等にカサカサした鱗の様な、カサブタの様な皮疹ができます。
痒みや痛みはほとんどなく、感染するものではありません。
☆原因
妊娠中の母体からのホルモンの影響で皮脂が多く分泌されることが原因と言われています。
※マラセチアという常在菌が増える事で症状が現れる場合もあります。
☆治療法
炎症を抑えるステロイド剤や抗真菌作用のある塗り薬、ワセリン等の保護剤を使用します。
☆予防法
・入浴時に石鹸等で皮脂をやさしく丁寧に洗い流しましょう。
その際、無理に落屑(カサブタやフケの様なもの)をこすって取らないように注意しましょう!
症状が悪化する恐れがあります。
・肌を清潔に保ち、適度な保湿を心がけましょう。
気になるご症状ございましたら、お気軽にご相談ください。
2018/09/10乳児湿疹について
乳児湿疹は、乳児期(1才まで)に出現する発疹症の総称です。
生後6ヶ月頃までの湿疹は原因の特定が難しいため、肌トラブルをまとめて「乳児湿疹」と呼んでいます。
乳児の湿疹としては、乳児脂漏性湿疹、おむつかぶれ、あせも、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーによる湿疹などがあります。
生後2週間頃から現れやすくなりますが、多くの場合1~2歳までに自然治癒する場合もあります。
🌸症状
頭部・顔・耳の周囲・胸・わきの下・背中・陰部によく症状が現れます。
カサカサ、水ぶくれ、ただれ、カサブタのようになることもあります。
強いかゆみのために顔をこすりつけたり、寝つきが悪く、ぐずったりします。
1歳を過ぎると湿疹を起こしやすい範囲も狭くなり、軽快することが多くなります。
入浴時にはこすらず優しく洗い、入浴後には保湿剤でスキンケアをすると良いでしょう。
🌸治療
症状に合わせて外用薬や内服を処方します。
自然に良くなる場合もありますが、逆に悪化する場合もあります。
症状に気付いたら、まずは皮膚科を受診しましょう。
角化性湿疹について
今回は角化性湿疹についてご紹介致します。
☆症状
皮膚の角質が厚く硬くなり、ガサガサしたり、ひび割れた状態になります。
☆原因
摩擦など外部の刺激から皮膚を守る為に、角質が溜まることで皮膚が分厚くなります。
分厚くなった皮膚は乾燥しやすくなる為、ひび割れなども起こしやすくなります。
☆症状が現れやすいところ
かかと、ひじ、ひざ等。
☆治療法
角質を柔らかくする塗り薬や、乾燥を防ぐ保湿剤などを使用します。
☆予防法
・こまめに保湿をしましょう!
・定期的にピーリング(古い角質を除去する)をすると、より効果的です!
⇨ 毎日のホームケアとして、スキンピールバー(ピーリング石鹸)の取り扱いがございます✧˖°
顔を含め、全身にお使いいただける石鹸です。受付ですぐにご購入できます♫
ツルツルになりますよ(*^-^*)
気になるご症状ございましたら、お気軽にご相談ください♪
2018/08/27汗疱について
本日は汗に関係する病気「汗疱(かんぽう)」についてご紹介致します。
🌸症状
1mmから数mm大の小さい水ぶくれが、手のひらや足の裏に多発します。
痒みや痛みをともなうことがあります。
汗のかきやすい春~夏に悪化し、秋になると軽快します。
🌸原因
夏季に多く発症するため、発汗との関連があると言われていますが、原因不明のことが多いです。
金属アレルギーやアトピー性皮膚炎などが関係があるとも言われています。
歯科金属や食物に含まれる金属が吸収され、汗に少量排出され症状を引き起こすこともあります。
🌸検査・診断
手足の症状を診察し、水虫や掌蹠膿疱症・手足口病などとの鑑別が必要になります。
必要な場合は真菌検査を行います。
🌸治療
症状が軽い場合、2~3週間程度で吸収され、自然に改善することもあります。
かゆみや炎症症状がある場合、水ぶくれが大きい場合などは炎症を抑えるお薬、
表面の角質を柔らかくし、汗の排出を促す尿素の入った軟膏や保湿剤を外用します。
気になる症状がございましたら、お早めにご受診ください🎐
2018/08/20日焼け後のお手入れ方法
連日暑い日が続いておりますね🌞
前回は紫外線についてご紹介致しました。
しっかり対策をしていても、長時間外出をしたり、野外スポーツ等でうっかり日焼けをしてしまう事はありますよね。
しかし日焼けをした後は、早めのスキンケアで症状の悪化を防ぐことが出来ます!
そこで今回は、日焼け後のお手入れ方法についてご紹介致します。
①患部を冷やす
日焼けはヤケドの一種であり、紫外線によってダメージを受けた部分は発熱や火照りといった炎症を起こしています。
日焼け直後は、凍らせた保冷剤をタオルやハンカチで包み、患部をおさえて冷やしましょう。
※直接保冷剤をあててしまうと凍傷を引き起こし、症状を悪化させる可能性もあるためご注意下さい!
②保湿をする
日焼けした肌は水分が奪われ乾燥している状態です。
火照りが落ち着いたら、化粧水などでしっかりと保湿をしましょう。
③水分補給と十分な睡眠をとる
肌だけでなく体内の水分が不足しているため、内側から水分を補給することで体の水分量が上がり、肌の保湿にも役立ちます。
肌だけでなく身体全体がデリケートな状態といえるため、十分な睡眠をとり身体を休ませてあげましょう。
🌟赤みや痛みが続いたり、水ぶくれになった場合は早めに皮膚科を受診しましょう!
2018/08/06
夏の紫外線
夏休みシーズンに入り、海や山へお出かけされる方も多いと思いますが、
みなさん紫外線対策はどうされていますか?🍧
今回は、紫外線による肌へのダメージついてご紹介します。
紫外線を浴びることにより、肌にシミやシワ、たるみといった老化現象が生じますが、
これを「光老化」といいます。
肌の老化は、加齢よりも「光老化」による要因のほうが大きく、紫外線対策は肌の老化防止において必須です。
紫外線には2つの種類があります。
🌞UVB派
肌表面にダメージを与え肌が赤くなる炎症(日焼け)、シミ、皮膚ガンなどの原因となります。
SPFの数値の高いものほどUVB波をカットします。
🌞UVA派
肌表面のバリア機能を通り抜けて真皮に達するため、肌の弾力低下やシワなどの肌の老化を引き起こす原因となります。
波長が長くガラスや窓などを通過しやすいため、屋内でも浴びる可能性があります。
PAの数値が高いものほどUVA波をカットします。
🌟当院では、紫外線によって増えるメラニンの生成を抑え、シミ予防等に効果がある高濃度ビタミンCローションや、敏感肌の方もご使用できる日焼け止めクリームを販売しております。
ご興味のある方はスタッフまでお申し付けください♫
サンプルのご用意がございますよ(*^-^*)
今からしっかりと紫外線対策をし、上手に夏を乗り切りましょう🌊
次回は日焼け後のスキンケアについてご紹介致します!
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2018/07/30毛孔性苔癬について
今回は、二の腕のブツブツ「毛孔性苔癬」についてご紹介致します。
☆毛孔性苔癬とは
二の腕や背中等にブツブツとした発疹ができる病気です。
痛みや痒みは殆どなく、他人に感染する事はありません。
10代~20代の方が発症しやすく、30代以降(個人差があります)には自然と消える場合もあります。
☆原因
毛穴の中の毛根を包む組織の角質が、肌の乾燥やターンオーバーの乱れによって毛穴に溜まる事で症状が現れます。
☆発症しやすい方
・ご家族からの遺伝
・肥満体型の方
・乾燥肌の方
☆治療法
角質を柔らかくして除去するサリチル酸ワセリン等の塗り薬や、乾燥を防ぐ保湿剤を使用して症状を緩和します。
※当院ではサリチル酸マクロゴールピーリング(自費診療)も行っています。
☆気を付けたい事
・ブツブツを潰さない様にしましょう。
・固いタオルやカミソリ等で強い刺激を与えないようにしましょう。
※色素沈着の原因になる可能性があります!
🌊夏は露出が増える事で一段と二の腕のブツブツが気になる季節ですが、お一人で悩まずにお気軽にご相談下さい♪
2018/07/23