手足にプツプツ?汗疱(かんぽう)について
こんにちは😊
暖かい日が続き、汗ばむ時期になりましたね🌼
本日は、春から夏にかけて症状が増える「汗疱(かんぽう)」についてご説明致します。
🌸汗疱とは?
1mmから数mm大の小さい水ぶくれが、手のひらや足の裏に突然多発します。
左右対称に手足に症状が出現し、痒みや痛みを伴うことがあります。
汗のかきやすい春~夏に悪化し、涼しくなる秋に軽快します。
毎年同じ時期に再燃し、多汗症が伴うことが多いと言われています。
🌸原因
夏に多く発症するため発汗との関連があると言われていますが、原因がはっきりわかっていません。
金属アレルギーやアトピー性皮膚炎などが関係があると考えられています。
また歯科金属や食物に含まれる金属が吸収され、汗に排出され症状を引き起こすとも言われています。
🌸治療
痒みや炎症症状がある場合はステロイドの外用剤を処方します。
痒いが強い場合には抗ヒスタミン薬の内服も処方する時もあります。
また症状によっては補助的に、表面の角質を柔らかくし汗の排出を促す、尿素が含まれる軟膏を処方します。
症状が軽い場合は、2~3週間程度で水ぶくれが吸収され、自然に改善することもあります。
🌟手足の症状を診察し、水虫や掌蹠膿疱症・手足口病などとの鑑別が必要になります。
症状や必要に応じて真菌検査を行うことがあります。
症状は人によって様々です。
少しでも気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください😊
お待ちしております♫
アタマジラミについて
こんにちは😊
4月も終わりに近づき、暖かい日が続いていますね🌸
今回は、小さなお子様に多く見られる「アタマジラミ」についてご説明致します。
🌹アタマジラミとは?
・アタマジラミとは、シラミが頭髪に寄生、吸血して起こります。
・頭部に強い痒みや湿疹の症状が起こります。
・小さいお子様、女児に多く、家庭内で集団感染しやすい疾患です。
🌹症状
・シラミが頭髪に卵を産み付けるため、毛にフケの様な白い卵が付着していたり、
2~4ミリの成虫が動きまわり発見されることがあります。
・無症状の事もありますが、頭部に強い痒みを生じる場合もあります。
🌹原因と感染経路
・2~4ミリの成虫が、頭髪にしがみつき、動き回り吸血します。
・主に、幼稚園などに通われている小さなお子様の間で集団発生しやすいのが特徴です。
・お子様が頭同士を直接こすれ合わせたり、触れ合って遊ぶことによって感染します。
・ご家族の頭髪にシラミがいると、寝具類を介したり、帽子、ヘアゴム、櫛、タオルなどを共用する事により家族に感染します。
🌹治療
・スミスリンシャンプーを1日1回、3日に1度ずつ(2日おきに)、3~4回繰り返します。
卵は約7日で孵化するため、卵から次々とかえってきたシラミを順次退治する方法を取るため繰り返し使用することが必要です。
1回を1クール使用した段階で受診していただき、経過をチェック致します。
🌹アタマジラミと診断されたら
・毎日しっかりと洗髪し、シラミを洗い流しましょう。
・家庭内の感染を防ぐため、タオル、枕やシーツは共用せず、こまめに洗濯しましょう。
・目の細かい櫛で髪をとき、といた後は掃除機をかけましょう。
🌟アタマジラミは集団発生しやすい疾患です😟
学校や幼稚園、保育園などで流行し始めたら注意深くお子様の頭髪を確認してみましょう❢
とびひについて
こんにちは😊
新年度から2週間ほど経ち、少しずつ新生活に慣れてくる頃ですね🌸
今回は、「とびひ」についてご紹介致します。
🌼とびひとは?
正式には「伝染性膿痂疹」といい、細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。
掻きむしった手を介して水疱(水ぶくれ)が次々に生じ、全身へ広がる様子が火事の火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。
とびひは、虫刺されや汗疹(あせも)を掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み、感染することで発症します。
🌼症状
水ぶくれができるもの(水疱性膿痂疹)と、かさぶたができるもの(痂皮性膿痂疹)の2種類があります。
【水疱性膿痂疹】
皮膚にできた水疱が、だんだん膿をもつようになり、やがて破れると皮膚がめくれてただれてしまいます。
目・鼻・口のまわりから症状が出始めることが多く、痒みがあり、そこを掻いた手で体の他の部分を触ると症状が体のあちこちに広がってしまいます。
7歳未満の乳幼児に多く、夏にかかりやすいです。
とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因です。
【痂皮性膿痂疹】
皮膚の一部に膿をもった水ぶくれ(膿疱)ができ、厚いカサブタになります。
炎症が強く、リンパ節が腫れたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。
全身に症状が出やすく、年齢や季節に関係なく発症します。
主に化膿レンサ球菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多いです。
🌟アトピー性皮膚炎の患者様は皮膚のバリア機能が特に低下しており、とびひにかかりやすいので注意しましょう❢
🌼治療
原因となる細菌を退治する治療を行います。
抗生物質の飲み薬や塗り薬を処方します。
また、必要に応じてかゆみを抑える抗ヒスタミン薬の飲み薬を処方します。
🌼日常生活で心がけること
《皮膚を清潔に保つ》
原因となる細菌を減らすため、入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。
患部はこすらず、石鹸をよく泡立て泡で丁寧に洗い、その後はシャワーでよく洗い流しましょう🚿
《タオルや衣類は共用しない》
タオルや衣類を介してとびひがうつることもあります。
共用しないようにしましょう。
《プールは控える》
スイミングスクールや学校、保育園でプールに入る機会のあるお子様は、プールに入ると症状がひどくなったり他の人にうつしてしまう可能性があります。
治るまでは控えましょう。
🌟とびひは、親御さんの服薬管理と塗り薬の処置がとても重要です。
そのためお子様の服薬拒否がないよう、近隣の薬剤師さんと連携を取りながら飲みやすいお薬をご提案致します😊
また、お薬を飲む工夫を親御さんと一緒に考えます💪
ひどくならないうちに治療を始めると、より早く治すことができますよ♬
気になる症状がございましたら、お早めにご受診ください🌸
水いぼが流行る時期に近づいてきました❢
こんにちは😊
だんだんと日差しが強くなり、歩いているだけで汗ばむ時期になってきましたね🌞
今日は暖かくなる時期に流行する感染症、「水いぼ」についてご紹介致します。
🌷水いぼってなに?
「伝染性軟属腫」と呼ばれるウイルスによる、表皮に増殖性炎症を主な特徴とする皮膚感染症です。
幼児~小学校低学年の子供に多く発症し、大人に発症することはほとんどありません。
🌷どこから感染するの?
ヒトからヒトへの直接的な接触や、掻くことによって自分自身の皮膚に感染させます。
また、スイミングプールでのタオルやビート版などを介する間接的な接触でも感染します。
習い事のスイミングプール、幼稚園や保育園でのプール環境による集団感染、アトピー性皮膚炎の患児に好発する傾向が多いです。
そのため体質や環境によっては、治療をしても再発する可能性が高い感染症です。
🌷どんな症状が出るの?
はじめは1~5mm程度の、白色あるいは真珠様の滑らかな表面で、中央にくぼみがあるイボができます。
胸やお腹など皮膚の薄いところや、ワキの下やお尻といった擦れやすいところによく出来ます。
悪化すると痒みを帯び、膿んできたり、掻くことによって広がってきます。
また、ウイルスに感染しても症状が出るまでには14~50日程度かかります。
そのため治療をして一旦良くなっても、既に感染していたウイルスによって水いぼがまた出てくることもあります。
🌷どうやって治療するの?
自然消退が期待できるものですが、自然治癒までの期間は6か月~2年、長いもので5年かかると言われています。
かなり長期間であり、その間に全身に広がったり、他者にうつす感染源となる可能性もあります。
また、痒みを伴い掻き壊してしまったり、とびひといった他の感染症の引き金となりかねません。
そのため早めの摘除を推奨しております。
🌷摘除方法
このウイルスに効果のある飲み薬、塗り薬はありません。
よって、一つ一つ専用のピンセットで摘除します。
痛みを伴う処置になるため、事前に麻酔のテープ剤を貼り、痛みが無いように処置をします。
📝麻酔の効果が十分に発揮されるタイミングで処置をしますので、こちらの処置はご予約制となります。
まずは診断致しますので、ご予約せずにご受診ください♫
他院からの継続処置をご希望の方も、まずはテープを貼らずにそのままご来院ください😊
🌟早めに摘除をしましょう❢
たくさん増えてしまうと、それだけ処置の時間が長引いたり恐怖心を与え、心理的に「痛い」と感じる度合いも増すと言われています。
そのためお子様の様子をみながら、複数回に分けて処置を行います。
お子様に安心して処置を受けていただけるよう、継続して通院できるよう、十分に配慮をして処置を行いますので、
1~2個のうちに早めに摘除しましょう💪
頑張ったお子様にはプチご褒美もご用意しております🌸
粉瘤について
こんにちは😊
暖かく過ごしやすい季節になってきましたね🌷
本日は「粉瘤(ふんりゅう)」についてご説明致します。
🌸粉瘤とは?
本来皮膚から剥がれ落ちるはずの垢や皮脂などの老廃物が皮膚の内部にたまることによってできる、良性の腫瘍のことです。
粉瘤はアテロームとも呼ばれ、皮膚の下に袋状の構造物ができます。
初めは非常に小さいため、自覚される方はほとんどいません。
しかし溜まった垢や皮脂は自然に袋の外には出られず、どんどん溜まっていきます。
その為、時間と共に少しずつ大きくなっていきます。
🌸できやすい部位
身体のどこにでもできます。
耳の後ろや脇の下、鼠径部(足の付け根)や背中などにできやすい傾向があります。
🌸症状
普段は痛みなどの症状はありません。
しかし、細菌が侵入して化膿する場合があります。
これを「炎症性粉瘤」と呼び、患部は赤く腫れ、痛みを伴います。
🌸治療
軽い炎症の場合は抗生物質や痛み止めの内服を処方します。
強い炎症を伴う場合は局所麻酔を使用し、皮膚を小さく切開し膿を外へ出す処置をします。
🌟根治的な治療をするためには、外科的に袋ごと取る手術をします。
炎症が起きているときには、外部の組織と癒着を引き起こしているため切除ができません。
内服や外用薬で炎症が落ち着かせてから手術を行います。
そのため、腫れと痛みで「今すぐ取りたい!」というときに根治的治療ができません😟
粉瘤はほとんどが良性腫瘍のため、必ず手術をしなければいけないということではありません。
しかしどんどん大きくなったり、再発を繰り返すため、切除をお勧めする場合がございます。
小さいうちに摘除をすると傷跡が小さく済むため、早めの手術を検討しましょう🏥
📝当院では、月に1~2回程度外来手術を行っております。
詳しい内容についてはスタッフへご相談ください😊
気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください🎵
2021/03/29掌蹠膿疱症について
こんにちは😊
3月も終盤に差し掛かり、暖かい日が増え、だんだんと過ごしやすい季節になってきましたね🌸
今回は、手のひらや足の裏に水疱ができる「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」についてご説明致します。
🌷掌蹠膿疱症とは
・手のひらや足の裏に、膿がたまった小さな水疱(膿疱)が数多くでき、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
・膿疱の中には細菌はなく、人に感染することはありません。
🌷症状
最初は手のひらや足の裏に、小さな水ぶくれ(水疱)ができ、次第に膿疱に変化します。
始めはかゆみを伴う場合もあります。
その後、しばらくすると膿疱が乾き、痂皮(かさぶた)となり角層がはがれ落ちます。
重症になると、手のひらや足の裏の角層の厚みが増し、ひび割れて痛みを伴う場合や、すねや膝にも症状が出ることがあります。
また、10%~30%の人が関節や骨に炎症があり、痛みを伴う場合があります。その場合は、胸骨や鎖骨に痛みが生じる事が多いです。
🌷原因
掌蹠膿疱症の原因ははっきりと解明されていないケースも多いですが、喫煙や金属アレルギー、病巣感染(扁桃炎、虫歯、歯周炎、副鼻腔炎)などが
関与していると言われています。
🌷治療
金属アレルギーが原因の場合はそれらを除去し、病巣感染が関わっている場合はそちらを治療するため他科へご案内致します。
対症療法により、症状を軽くしたり、生活に支障が出ないようにします。
🌷日常生活で気を付ける事
・喫煙をひかえる
・虫歯や扁桃炎などにかからないように予防をする。
🌟症状は軽快と憎悪を繰り返しますが、最終的に軽快・治癒することも多いです。
一緒に根気よく、治療していきましょう😊
お子さまに多い!水痘(水ぼうそう)について
暖かい日も増え、少しづつ春の兆しが見えてきました🌞
今回は、春先にかけ増加する「水痘」についてご紹介致します。
🐣水痘(水ぼうそう)とは?
水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染し発症したものを水痘(水ぼうそう)といいます。
一度感染すると、ウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下した時に「帯状疱疹」として発症します。
🐣感染経路は?
【空気感染・飛沫感染】感染している人の咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込む。
同じ空間にいるだけでも感染する可能性があるため、保育園や学校で一気に流行することがあります。
【接触感染】感染した人や、その人が触れたもの、水疱の浸出液などを直接触る。
ドアノブやタオルなど、間接的な接触によって手にウイルスがつき、その手で口や鼻などを触ることによって感染します。
接触感染はお風呂でも感染するため、兄弟間での感染が多いです。
🐣症状
10~21日間の潜伏期間を経て、発疹が出現する前に軽度の発熱と倦怠感が見られます。
発熱が続く中、胸やおなかを中心に、頭皮や足、顔、口の中と全身に数mmの紅斑を生じます。
その後、1週間ほどかけて、強い痒みを伴う水膨れや瘡蓋(かさぶた)へと変化していきます。
数日にわたって紅斑が次々と現れるため、紅斑や水膨れ、瘡蓋が混在してみられます。
また、咽頭炎やリンパ節の腫脹がみられる場合もあります。
🌟水痘ワクチンは、2014年10月より、定期予防接種となっています。
ワクチンによる感染予防効果は、90%ともいわれ、発症しても軽い症状で済むことがほとんどです。
🐣治療
基本的には自然と治っていく病気であるため、出現している症状を軽減する治療を行います。
痒みが強い場合には、抗ヒスタミンの飲み薬や塗り薬を処方します。
掻いてしまい二次感染を起こした場合には、抗生物質を処方します。
そのほか、発熱による症状が強い場合には、解熱剤を処方するなど、患者様の症状に合わせた治療を行います。
📝水痘は、学校保健安全法で第二種に規定され、出現したすべての発疹がかさぶたになるまで出席停止となっております🏫
登園・登校を開始する際には、医師が作成した治癒証明書や登校許可証が必要になる場合がございます。
通われている保育園や学校にご確認いただき、指定の書面がございましたらご持参ください。
こちらで書面をご用意することも可能です。
ご入用の際はいつでもご相談ください♫
🌟水痘は、保育園や学校のお友達にうつしてしまう可能性があります😖
少しでも、気になる症状がある場合は、お早めに受診しましょう😊
グリーンネイルについて💅
3月に入り、少しずつ暖かくなってきましたね🌞
本日は、暖かい季節になると増える「グリーンネイル」についてご説明致します。
🌸グリーンネイルとは?
爪の一部に緑膿菌と呼ばれる菌が増殖し、爪が緑色になった状態をグリーンネイルと言います。
痛みや痒みなどの自覚症状がないのが特徴です。
人から人へ感染する事はほとんどないと言われています。
※緑膿菌は、私たちの皮膚に存在している常在菌が原因で起こります。
🌸原因
緑膿菌は湿っている狭い隙間を好み、一気に増殖します。
その為、ネイルアートをしている方に症状が多くみられます。
それ以外にも爪が浮き上がったり(爪甲剥離)、爪の水虫(爪白癬)を発症している時に、二次的として感染することもあります。
🌸治療
ネイルを落とし患部を乾燥させることで、2~3週間で症状が落ち着きます。
症状が落ち着くまではネイルは控えるようにしましょう。
症状によっては抗生剤の飲み薬や塗り薬を処方します。
また水虫も併発している場合は症状を繰り返したり治りにくくなってしまうため、そちらの治療も一緒に行います。
🌸日常生活の注意点
・緑色に変色した爪を削り取らないようにしましょう。
・爪は乾燥させ、清潔を保ちましょう。
・定期的にネイルをお休みする期間を設けましょう。
🌟これから足を出す機会が増えてきます👡🌞
気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください😊
円形脱毛症について
こんにちは🌞
2月も終盤に差し掛かり、少しずつ春の暖かさを感じられるようになってきましたね😊
今回は、「円形脱毛症」についてご紹介させていただきます。
🌷円形脱毛症とは?
・円形や楕円形の脱毛斑が突然生じる疾患です。
・一般的に10円玉くらいの脱毛と思われていますが、頭部全体に広がる場合や、眉毛やまつ毛、体毛にも症状が出る場合もあります。
・女性や幼いお子様にも発症し、有病率は人口の1~2%と言われています。
🌷原因
円形脱毛症の原因ははっきりしておらず、様々な原因が考えられています。
【自己免疫疾患】
近年有力視されている原因で、本来体を守ってくれる免疫に異常が生じて自分の体の一部分を攻撃してしまう事です。
甲状腺疾患、膠原病、関節リウマチなど各種自己免疫疾患と併発する場合があり、場合によってはこちらを調べる採血検査も行います。
【アトピー素因】
円形脱毛症の約40%が、本人もしくは家族にアトピー素因を持っていると言われています。
【精神的ストレス】
精神的ストレスを強く受けると、それに抵抗する交感神経が働きます。
ストレスが強すぎたり長く続いたりすると、交感神経に異常をきたし血管の収縮、頭部への血流の悪化で毛根に栄養が行き届かなくなります。
【遺伝】
発症した8%が家族に同じ症状を抱えていると言われています。
📝その他、出産後の女性ホルモン値の変化も原因の一つとされています。
🌷種類
《単発型》
突然、頭部に円形、楕円形の脱毛斑ができ、円形脱毛症の中で最も多いタイプです。
約80%の方が1年以内に治癒すると言われています。
《多発型》
脱毛斑が2つ以上発生するタイプで、完治まで半年から2年くらいかかると言われています。
《蛇行型》
脱毛斑の結合が細長く、後頭部から側頭部にかけて蛇行するように広がるタイプで、完治までに複数年かかる場合があります。
《全頭型》
頭部全体に広がり、最終的には頭髪が完全に抜け落ちてしまうタイプで治療は長期に渡ります。
《汎発型》
頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、体毛などの全ての毛が抜け落ちてしまうタイプです。
最も重症なタイプで、治療の継続と症状とうまく付き合う事が必要です。
🌷治療
発毛を促進させる外用薬や、血流を促進させる薬、症状によっては炎症やアレルギーを抑える飲み薬を処方します。
場合によっては、脱毛斑に冷たい液体で刺激する液体窒素療法を用いることもあります。
こちらの治療は1週間~2週間に1度行います。
🌟円形脱毛症は場所や大きさによっては、自分では発見しにくい場合があります。
ご自身で気になったり指摘を受けた際は、お一人で悩まず、気軽にご相談にお越しください😌
ウイルス性イボ(疣贅)について
こんにちは😊
今回は、顔や手指、足にできる「イボ(疣贅)」についてご紹介致します。
⛄イボとは?
ヒトパピローマウイルスが皮膚表面の小さな傷から入り込み、皮膚の内部に感染することによって発症します。
人から人へ、また自分の皮膚の別の場所にうつります。
⛄症状
イボは、できた部位によって見た目や症状が異なりますが、多くの場合、痛みやかゆみを伴うことはありません。
【尋常性疣贅】手足に多くみられ、皮膚が盛り上がり硬くなります。
【扁平疣贅】顔多く見られる平らなイボで、赤みを伴うことがあります。
【尖圭コンジローマ】粘膜や陰部、肛門部にできる乳頭状・鶏冠状のイボで、性感染症の一つです。
⛄治療
主な治療法は、液体窒素を用いた冷凍凝固法となります。
-196度の超低温でイボを瞬間的に凍結しウイルスに感染している細胞を破壊させ、同時にイボ周辺に炎症を起こすことで免疫細胞を活性化かせウイルスを排除する治療法です。
痛みの強さや感じ方には個人差はありますが、一般的に冷たい氷を押し当てられたような痛みを伴います。
処置後も数日痛みが続く場合もありますが、ほとんどが自制内でおさまります。
また、何度も繰り返しやすい方やイボの数が増えてしまう方には、ヨクイニンというハトムギ由来の漢方薬を処方する場合もあります。
この冷凍凝固法を1~2週間に1回のペースで行っていきます。
間隔が空いてしまうとイボが大きくなったり増えたり、なかなか取れにくいため、定期的な通院が完治への近道です❢
🌟ほとんど自覚症状がないため、タコやウオノメだと思い放置してしまいがちですが、放っておくと大きくなったり数が増えてしまいます😖
「私の足にあるのはタコ?イボ?」など、少しでも気になった方は皮膚科にご相談ください😊