まぶたの痒み、カサカサ~「眼瞼皮膚炎」について~
こんにちは😊
涼しくなり、過ごしやすい日々が続いていますね✨
今回は「眼瞼皮膚炎」についてご紹介致します。
🌼眼瞼皮膚炎とは
まぶたや、まつ毛の生えぎわ、目尻に起こる炎症のことをいいます。
🌼症状
かゆみを伴い、赤みやむくみ・湿疹・かさつき・ただれなどが生じます。
掻いて刺激を与えると症状が悪化し、異物感が生じることで涙が止まらなかったり、
よく目が開けられなくなり、視野が狭まるといった症状が現れます。
🌼原因
ウイルスや細菌によるものと、化粧品や薬品、動植物や化学物質の建材などのアレルギー性で起きる原因が上げられます。
🌟ウイルスや細菌に感染して起こるもの→「感染性」
🌟化粧品や薬品などに対するかぶれやアレルギーで起こるもの→「非感染性」
🌼治療
感染性の場合は抗生物質による治療を、非感染性の場合はステロイド薬での治療をします。
🌟予防として、丁寧なクレンジングや洗顔、しっかりと手洗いすることを心掛けましょう✨
衛生状態を良好に保つことは、治療や抑制に非常に有効的です🚿
気になる方は、お早めにクリニックにてご受診ください🥰
2021/10/04赤ら顔、酒さについて
こんにちは🍁
早いもので9月も終わり、あっという間に秋の気配がやってきましたね😊
今日は、顔の赤み・火照りでお悩みの方が多い「酒さ」についてご紹介致します。
🌸酒さ
なんらかの因子によって炎症を引き起こされた結果、鼻や頬が赤くなりひどくなるとプツプツとした皮疹が見られる疾患です。
原因は未だに分かっていません。
しかし過度の日光暴露や飲酒、刺激物の摂取、血管拡張剤の服用や副腎皮質ステロイド外用薬の塗布などは憎悪因子と言われています。
🌸症状
鼻先や頬、眉間、額に繰り返し生じる一過性の赤みや火照りが初期症状です。
次第に持続性の紅斑、血管拡張がみられるようになります。
さらに悪化すると、ニキビのような皮疹(丘疹・膿疱)が見られたり、皮膚が厚く肥厚しコブのように盛り上がってしまうこともあります。
🌸治療
ステロイドを使用すると症状の悪化が懸念されるため、アレルギーの免疫反応を抑える免疫抑制外用薬を使用します。
抗生物質や漢方薬の内服を処方する場合もあります。
また抗菌薬としてロゼックスゲルが酒さに効果的ともいわれており、保険適応外になりますが難治性の酒さに使用する場合もあります。
🌸日常生活で気を付けたい事
①洗顔
余分な皮脂、汚れを落とし清潔を保つことは大事ですが、擦りすぎは酒さを悪化させる原因となります。
よく泡立てて顔の負担が少ないように洗いましょう。
②食事
アルコール・香辛料などの刺激物は酒さを悪化させる場合があるため摂りすぎには注意しましょう。
③紫外線
紫外線を長時間浴びる事も悪化させてしまう一因です。
そのため日傘や帽子、日焼け止めなどの紫外線対策が大切です。
また日焼け止めは皮脂や汗で落ちてしまうため、日中塗り直すとより効果的です。
💎皮膚科推奨の日焼け止めクリームの取り扱いがございます。
クリニック専売品ですが、診察なしで受付でご購入いただけます😊
サンプルのご用意もございますので、気軽にスタッフにお声掛けください♪
🌟見た目のお悩みや、特に女性は化学物質に過敏になる為お化粧品選びが難しい疾患です。
酒さは難治性の場合もあるため、まずは根気よく治療することが大切です😊
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください♪
顔に白いプツプツ?稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)について
こんにちは😊
9月に入りだんだんと涼しく、過ごしやすい秋の兆しを感じられるようになりました🍁
今回は、顔によくできる白く小さなブツブツ「稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)」についてご説明致します。
🍠稗粒腫とは?
・主に目の周りに生じる白いプツプツのことを指します。
・角層が皮膚の中にたまって、袋状になり稗粒腫ができます。
・痒み、痛みは特にありません。
・直径1~2ミリの大きさです。
🍠原因
生まれつきできる原発性と大人になってからできる続発性のものがあります。
【原発性】はっきりとした原因は分かっていません。
【続発性】外傷(切り傷・擦り傷)が加わり、その後稗粒腫ができます。
また、ターンオーバー(皮膚の代謝)が上手く行われず角質が皮膚の中にたまり起こると言われています。
✎老若男女問わず、加齢に伴ってできたり、お子様でもできます。
🍠症状
・痒みや痛みなどの自覚症状はなく、見た目や触れた質感として気にされる方が多いです。
・悪性になったり、人に感染させることはありません。
・白いニキビと間違えられることも多い症状です。
🍠治療
放置しておいても特に問題はありませんが、放置して治ったり、飲み薬や塗り薬で治ることもありません。
当院では小さな突起部に注射針で小さな穴をあけ、ピンセットで中にたまった角質を押し出します。
少量の出血はありますが化膿しないように軟膏を塗り、そのあと絆創膏を貼ります。
保険適応の処置です。
🍠日常生活
・顔をごしごし擦らないようにしましょう。
・規則正しい生活を心掛けましょう。
・夏冬関係なく、日焼けに気を付けましょう。
🌟稗粒腫は放置しても問題はありませんが、外見を気にされ摘除を希望される方がたくさんいらっしゃいます!
痛みはほとんどなく、気軽にできる処置です♪
いつでも気軽にご相談下さい😌
蕁麻疹について
こんにちは😊
連日雨でジメジメした日がつづいていますね☔
本日は、「蕁麻疹」についてご説明致します。
🍇蕁麻疹とは
蕁麻疹は、突然赤みを伴う小さな皮膚のふくらみができる疾患です。
このふくらみは、いつの間にか消えるのですが、別の場所に現れてはまた消えることを繰り返します。
また、ムズムズするかゆみをもつことが多いです。
🍇原因
蕁麻疹は、4~5人に1人が一生のうちに一度は経験するといわれています。
そのうち、7割以上の患者さんは、自発的に症状があらわれる「特発性蕁麻疹」です。
特発性蕁麻疹の原因はまだよく分かっていません。
その他に、次に挙げるような特定の刺激によって起こる蕁麻疹もあります。
・風邪薬や痛み止めを飲むと蕁麻疹がでる
・物に当たったり、ひっかいたところに蕁麻疹がでる
・特定の食べ物を食べた後に症状がでる
・日光に当たると症状がでる
・運動や入浴の後など、体が温まると症状がでる
・寒いところに行くと症状がでる
・皮膚が水に濡れると症状がでる
📝このタイプの蕁麻疹では、お薬が効きにくいこともあるため、蕁麻疹を起こす刺激を避けることが大切です。
原因を特定するために、採血やパッチテストによるアレルギー検査をする場合もあります。
🍇症状
膨疹という、蕁麻疹に特有の赤み・かゆみ・ふくらみを伴う発疹が出現し、24時間以内に消えることが多いです。
蕁麻疹の症状は、主にヒスタミンと呼ばれる物質により起こります。
何らかの刺激で皮膚の肥満細胞という細胞からヒスタミンが放出されると、血管に作用して皮膚のふくらみや赤みを、神経に作用してかゆみを起こします。
蕁麻疹は症状の続く期間によって、急性と慢性に分けられます。
【急性蕁麻疹】症状が1ヶ月以内に治まるもの。
【慢性蕁麻疹】症状が1ヶ月以上続くもの。夕方~夜間に症状が出て、悪化することが多いです。
治療には、数週間~数ヶ月以上かかることが多いです。
🍇治療
特発性の蕁麻疹は原因が分からないことが多いですが、お薬が効きやすく、治療によって治ることが多いです。
そのため、原因不明だからと諦めずに、しっかりと治療を行うことが大切です。
主に抗ヒスタミン薬という飲み薬で治療します。
症状が軽くなってきたらお薬の量や回数を徐々に減らしていきますが、飲み続けることが大切です。
ご自身の判断で急にお薬を中止しないようにしましょう。
症状がなくなっても、しばらくはお薬を飲み続けることが大切です。
先生と相談しながらお薬を飲み続けることで、蕁麻疹をコントロールしていきましょう。
📝当院では、新たに蕁麻疹の注射薬、「ゾレア」を導入しています💉
もし気になる方は、気軽にご相談下さい😌
🌟蕁麻疹はかゆみも強く、長引くと辛い病気です😖
適切にお薬を飲み治療することが大切ですので、気になる症状がある方はお早めに受診しましょう😊
口唇ヘルペスについて
みなさんこんにちは😊
8月もあっという間に終わりに近づいてきましたね🍉
本日は疲れた時などによくできる「口唇ヘルペス」について説明致します。
🌺症状
唇やその周りにピリピリ、チクチクするような違和感や痒みがあります。
その後軽い痛みを伴う水ぶくれができます。
初めて症状が出るときには、水ぶくれが沢山出来ることがあります。
🌺原因
口唇ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス」というウイルスに感染して起こる病気です。
症状が出ている人の水ぶくれや唾液などに接触することで感染します。
水ぶくれには沢山ウイルスが存在するためタオルやコップなどを介して感染する事もあります。
🌺治療
ウイルスの増殖を抑える“抗ヘルペスウイルス薬”の飲み薬や塗り薬で治療していきます。
ウイルスが増殖している時に効果を発揮するため、症状がでたらできるだけ早く飲み始めましょう。
飲み薬を使用することで症状を軽減し、治癒までの期間を短くすることができます。
🌟自己判断で服用方法を変えたりせず、医師の指示通りに服用しましょう。
🌺再発のリスクについて
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると、障害にわたって神経に潜伏します。
健康な時は、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられているため症状は出ません。
しかし、発熱や体調不良・疲労やストレスなどにより免疫が低下していると症状がでます。
🌺日常生活での注意点について
・栄養のバランスがとれた食事をとり、十分な睡眠を取りましょう。
・かさぶたは取らないようにしましょう。
・タオルやコップは共有しないようにしましょう。
・赤ちゃんとの接触はできるだけ避けましょう。
・水ぶくれは触らないようにしましょう。
・患部は清潔を保ちましょう。
🌟唇以外の部位にヘルペスができることもあります。
症状は人によって違いますが、早めに治療することで悪化を防ぐことができます。
気になる症状がある方は、早めに受診しましょう😊
乾皮症について
こんにちは🌼
まだまだ真夏の日々が続いていますね🌞
今回は「乾皮症」についてご紹介致します。
🐬乾皮症とは
皮膚の最も外側の層には脂分が存在し、これが皮膚の水分蒸発を防止しています。
この脂分が何らかの原因によって失われることで、皮膚の乾燥が生じます。
🐬症状
初期症状として、乾燥し皮膚がカサカサし、角質が剥がれ落ちてきます。
また、かゆみもわずかに生じます。
進行すると亀の甲羅のように皮膚がひび割れて赤みが生じ、かゆみはかなり強くなります。
さらに進行すると湿疹が引き起こされ、かゆみは夜中に目がさめるほどに強くなります。
🐬原因
・外気の乾燥やエアコンの使用で湿度が低下することで空気が乾燥し、皮膚も乾燥しやすくなります。
・入浴時に熱いお湯を使っていたり、入浴回数が多いと皮膚表面の脂分が洗い流されてしまう。
また、洗浄力の強い石鹸の使用やタオルの強い擦りといった外部からの強い刺激も要因です。
・その他、アトピー性皮膚炎や加齢も原因となります。
🐬治療
乾皮症の予防・治療にかかせないのは『保湿剤』といわれる外用剤です。
保湿剤は皮膚の水分が逃げないように皮膚表面をコーティングしたり、皮膚に水分を与える役割を持っています✨
保湿剤には化粧水や乳液タイプ、泡、ムース、クリーム、軟膏タイプと様々です。
季節に合わせたり、皮膚の乾燥具合、使用感に合わせて選択できます😊
🌻対策
加湿器の使用や、肌に優しい肌着(天然素材など)の着用をおすすめします!
気になる方は、お早めにクリニックにてご受診ください🥰
グリーンネイルについて
こんにちは😊
長かった梅雨も明け、熱い夏の気候が戻ってきましたね🌻
今回は、サンダルを履き足元を出したり、夏休みに入りネイルをされる方は気になる、
「グリーンネイル」についてご説明します。
👒グリーンネイルとは
・緑膿菌という皮膚に常在している常在菌がなんらかの原因で爪で増殖し、爪を緑色に変色させてしまいます。
・爪は緑色に変色しますが、特に痛みや痒みといった自覚症状はありません。
👒原因
・緑膿菌は湿っている狭い隙間から一気に繁殖します。
・ネイルをされている方に多く見られる症状ですが、されていない方でも発症する場合はあります。
・もともと爪白癬を発症されている場合は、爪が弱っているためその二次感染で発症したり、爪が剥がれている場合は爪の下から緑膿菌が増殖します。
👒治療
・ネイルアートを除去し、患部を乾燥させ、綺麗な爪が生えてくるのを待ちます。
・場合によっては抗菌薬などを処方します。
🌟グリーンネイルは二週間ほどで治癒する場合がほとんどです😌
👒日常生活
・ネイルをしている場合は、ネイルと爪の間にできた隙間を放置せず定期的にケアしましょう。
・手先を清潔に保ちましょう。
・ジェルネイルを長期間つけすぎないようにしましょう。
🌟ジェルネイルは人に感染させてしまう事はありませんが、爪の変色を無視してネイルを続けてしまうと感染が広がってしまいます😩
気になると感じたらいつでもご相談下さい😌
ひょう疽・化膿性爪囲炎について💅
こんにちは😊
毎日厳しい暑さが続いていますね💦
今回は、爪のまわりに起こる「ひょう疽・化膿性爪囲炎」についてご紹介致します。
🍧ひょう疽・化膿性爪囲炎とは
手や足の爪の周囲に急性の炎症が起こった状態で、主として細菌が感染して起こる疾患です。
爪の周囲に小さい傷があったり、指しゃぶりで指がいつも湿った状態になりやすい乳幼児、水仕事の機会が多い方や、手荒れが起こりやすい方に多くみられます。
🍧原因
以下のような、正常な皮膚が破壊された場所に細菌が入り込むことによって発症します。
・指にできた擦り傷や切り傷、爪切りの際の傷
・爪周囲のささくれ
・巻き爪(陥入爪)によって皮膚に爪が食い込んでいるところ
・指しゃぶりによる皮膚の損傷や湿潤
🍧症状
手や足の爪の周りが赤く腫れ、痛みが出現します。
痛みの性状は強く、ドクンドクンと拍動するように感じます。
また、ひょう疽では膿がたまることもあります。
🍧検査・診断
診断は、自覚症状や皮膚の変化をもとに行います。
膿がたまっている場合には、切開して膿を出し、膿を用いて原因菌を特定する培養検査を行うこともあります。
🍧治療
原因となっている細菌に対して効果のある、抗生物質の飲み薬や塗り薬を処方します。
培養検査を行った場合には、結果をもとにより適切な治療薬への変更も考慮します。
痛みが強い場合には、痛み止めの飲み薬を処方します。
🍧日常生活での注意点
爪が周りの皮膚にくい込む陥入爪は、ひょう疽の主な原因の一つです。
爪の角の部分を切りすぎてしまう事が一番の悪化要因ですので、爪の端が指の外に出るまで伸ばすことが大切です。
足の爪は丸く切らず、四角く切るようにしましょう。
🌟ひょう疽・化膿性爪囲炎は、放っておくと指先だけでなく、骨やリンパ、腱などへ炎症が広がってしまう可能性があります😖
指先に痛みや腫れがみられた際には、早めに受診しましょう😄
夏に増える足の水虫って??
こんにちは🌞
オリンピックが始まり、熱い夏がやってきましたね🍉
本日は夏に増える「足と爪の水虫」についてご紹介致します。
🍉水虫(白癬)とは
水虫とは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が足の裏👣などの皮膚に増殖して起こる感染症です。
白癬菌はケラチンと呼ばれる皮膚のたんぱく質を栄養源とし、温かく湿った環境を好みます。
靴や靴下で覆われ、高温多湿尾なりやすい足の皮膚で増殖しやすいと言われています。
🍉症状
【足白癬】足の裏に小さな水ぶくれや、足の指の間の皮が剥けたり、ふやけたりします。
足白癬で痒みを感じる人は10%程度で意外と少なく、ほとんどの人は痒みを伴いません。
【爪白癬】白癬菌が知足の皮膚から爪にうつることで少しずつ爪に変化が現われます。
一番多い症状は爪が白~黄色に濁り、爪が厚くなります。
そしてその爪の下がボロボロになるのが特徴です。
爪の先端から徐々に根元のほうへ拡大することが多いですが、爪の先端から縦に黄白色の筋ができることもあります。
🍧足や爪以外にも、股や陰部・手などにも感染する事があります。
🍉診断方法
症状が出ている皮膚や爪の一部をピンセットで採取し顕微鏡で検査します。
皮膚が剥けているところや、爪の一部から採取しますので、痛みは伴いません。
結果は5分程度で、すぐ分かります。
🐞この時、市販の水虫の薬などを使用していると陰性に出てしまう事があります。
1週間程度何も塗らずにご来院下さい。
🍉治療
【足白癬】塗り薬による治療を行います。
【爪白癬】塗り薬と飲み薬のどちらかを選択して治療します。
塗り薬の塗り方などについては看護師が詳しくご説明します。
また飲み薬で治療する場合は肝臓に負担がかかるため、治療開始前と治療期間中に定期的に採血検査を行います。
🌟水虫の治療は症状によっては長くかかる場合があります。
途中でやめるとぶり返すことがありますので、自己中断はせず根気よく続けましょう。
🍉日常生活で気をつけたいこと
・毎日手足を洗い、清潔を保ちましょう。
・スリッパやサンダルの共有は避けましょう。
・靴や靴下は通気性のよいものを選びましょう。
・温泉やジムの足ふきマットを使用した場合は、家に帰ったらすぐに足を洗いましょう。
🌸足や爪に水虫は自覚症状が少ないため、放置してしまいがちです😖
「足に皮むけがある」「爪が濁っているかも?」など、気になる症状がございましたらご相談ください♪
ワキの多汗症について
こんにちは🌷
ようやく梅雨が明けましたね!
いよいよ夏本番です🌞✨
これからますます汗をかく時期に入りますので、
今回はワキ汗、「原発性腋窩多汗症」についてご説明致します。
🌟原発性腋窩多汗症とは?
汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないにもかかわらず、多量のワキ汗に悩まされる疾患です。
明らかな原因がないまま6ヵ月以上みられ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を「原発性腋窩多汗症」と診断しています。
【原発性腋窩多汗症の診断基準】
●最初に症状がでるのが25歳以下であること
●左右両方で同じように発汗がみられること
●睡眠中は発汗が止まっていること
●1週間に1回以上多汗の症状がでること
●家族にも同じ疾患の患者さんがいること
●脇汗によって日常生活に支障をきたすこと
(日本皮膚科学会より)
🌟症状
・目安として、衣服に汗じみができる程度
・脇汗が気になって仕方がなく、日常生活にも支障が出てしまう
🌟原因
明らかな原因のない多汗症には遺伝的な要因が関わっていると考えられていますが、はっきりとした原因は不明です。
🌟治療
当院では、塗り薬のエクロックゲルの処方ができます。
エクリン汗腺(汗をつくる器官)が交感神経から伝えられる汗を出す指令をブロックすることで発汗を抑えます。
日本で初めて健康保険の適応が認められた塗り薬です。
1日1回、両脇に塗布するだけで簡単です♪
🌸市販のスプレー剤や汗取りパットなどで対策を行ってる方が多く、クリニックで治療ができることを知っている方が少ないのではないでしょうか。
治療方法は様々ありますが、手術や自費となってしまうものも多く、金銭面で諦めてしまう方が多いのも現状です。
保険適応且つ、気軽に始められる塗り薬が処方できますので、ぜひ当院にご相談ください😊