円形脱毛症について

こんにちは😊
気温も低くなり、本格的な冬が近づいてきましたね☕

今回は、「円形脱毛症」についてご紹介致します。

🍂円形脱毛症とは
突然、コインのような円形型の脱毛が起こる病気です。
頭や顔のほかに身体の様々な部分に起こることもあります
子どもから大人まで、年齢、性別にかかわらず発症します。
眉毛やまつ毛も含めて、毛の生えているところはすべて発症する可能性があります

🍂原因
詳しい原因はまだわかっていませんが、発症しやすい体質にいくつかの原因が引き金となって発症すると考えられています。
【自己免疫異常】免疫異常により毛を作り出す毛球部が異物と間違えられてリンパ球によって攻撃されてしまい、毛根が傷んで脱毛が起こると考えられています。
【遺伝】遺伝的要因もありますが、親子間の遺伝で発症する率は10%程度といわれていて、親子で必ず発症するわけではありません
しかし、予防するのも難しいと言われています。
【アトピー素因】円形脱毛症の患者様にはアトピー素因(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎)を持っている方やそのご家族が多い傾向があります。
【ウイルス】風邪やインフルエンザなどのウイルス感染が脱毛の誘因となることがあります。
【ストレス】円形脱毛症=ストレスというイメージがあるかもしれませんが、直接的な関連は分かっていません

🍂症状
症状により、5つのタイプに分類されます。
《単発型》最も多く見られる症状で、円形の脱毛が1か所できるタイプ
《多発型》脱毛斑が2か所以上できるタイプ
《蛇行型》後頭部、側頭部の髪の生え際が帯状に抜けるタイプ
《全頭型》頭部全体の毛が抜けるタイプ
《汎発型》頭部だけでなく、眉毛、脇毛、全身の毛が抜けるタイプ

🍂治療
・局所の血管拡張作用発毛促進作用のある塗り薬や、ステロイドの塗り薬を処方します。
・ステロイドの外用療法が効かない場合には、ステロイドの内服薬を処方します。
アトピー素因を持つ患者様の場合は、アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬を併用することもあります。
液体窒素を用いて脱毛斑に刺激を加えることで、発毛を促します。
液体窒素は、1~2週間に1回処置を行います。

🍂日常生活でのケア
*規則正しい生活習慣を心がけましょう
・軽度の運動や入浴で血行促進。
・髪の毛を作り出す毛母細胞は、夜22~2時頃に活動するといわれています。
この時間帯の睡眠をしっかり取りましょう。
・アルコールや喫煙は髪の毛の成長を妨げる血行不良、栄養不足の要因となることがあるため、できるだけ控えましょう。
*適切なヘアケアを行いましょう
頭皮を清潔に保つようにし、洗髪後は髪と地肌をしっかり乾かしましょう。
*バランスの良い食事を心掛けましょう
「タンパク質」、「ビタミン類」、「ミネラル」、「食物繊維」は、髪の毛のもとを作り、血行・代謝をアップして健康な髪を育てます。

🌟円形脱毛症は、再発のリスクもある病気です😖
気になる症状がある場合は、お早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。

2021/12/13

寒い時期に増える皮脂欠乏性湿疹について

12月に入り、日が落ちるのが早くなりましたね🧶
今日は、乾燥の季節に増える皮脂欠乏性湿疹についてご紹介致します。

🌸症状
皮膚の表面の脂が減少することにより、皮膚の水分が減少した状態を皮脂欠乏症といいます。
その後皮膚は乾燥し、粉がふいた状態が目立ってきます。
次第に赤みや痒みが強くなり症状が悪化した状態「皮脂欠乏性湿疹」といいます。
ひざ下や腕・脇腹や背中などに症状が出やすいのが特徴です。

🌸原因
・秋から冬にかけて空気が乾燥する。
・体の洗いすぎや冷暖房によって、肌や空気が乾燥する。
・潤いを保つために必要な物質が年齢に伴って減少する。
・アトピー性皮膚炎などの乾燥を伴う皮膚疾患。

🌸治療
湿疹があって痒みがある場合は、ステロイドの塗り薬で治療します。
痒みが強い場合や症状によっては、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬なども処方します。
痒みがなく、皮膚の乾燥が強い場合には保湿剤で経過をみます。

🌸日常生活について
・処方された塗り薬や飲み薬は正しく使いましょう。
・部屋の湿度を保ち、乾燥に注意しましょう
・肌着などは刺激が少ないものを選びましょう。
・ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗わないようにしましょう。
・ボディクリームや保湿剤をこまめに塗りましょう。
・掻くと症状がひどくなるため、なるべく掻かないように気を付けましょう。
・体が温まると痒みがひどくなるため、アルコールや辛い物等は控えましょう。

🌟早めに治療すると症状が悪化しにくくなります
少しでも気になる症状がございましたら、お早めにご来院ください😄

2021/12/06

爪囲炎について💅

こんにちは🍂
いよいよ12月も間近です😊
冬本番の寒さになり、コートやマフラーが手放せなくなりますね❄

さて今回は、「爪囲炎」についてご説明致します。

🐇爪囲炎とは?
細菌やウイルスによる感染症の一つで、手や足の指先が感染を起こし、爪の周囲の痛みを伴います。
爪が周囲の皮膚に刺さるような状態にある場合、化膿菌が進入して発生し、爪の根もとに向かって化膿が進んでいきます。

🐇症状
爪の周囲の発赤、腫れがあり、ズキズキする痛みで眠れないこともあります。
また症状が進行すると指先の腹側まで化膿し、「ひょう疽」という状態になります。

靴磨きの男性のイラスト

🐇原因
ささくれ(さかむけ)
深爪、陥入爪
マニキュア
爪を噛む

細菌が感染しやすい状況となり、爪囲炎を引き起こしやすくなります。

🐇治療
当院では症状に合わせて、抗生剤の飲み薬や、塗り薬を処方します。
また痛みが強い場合は、痛み止めを処方します。
膿がたまっている場合は、排膿の処置や、爪が食い込んでいる場合は、爪の一部を切除する処置を行います。

🌟爪を深く切りすぎないよう注意したり、サイズの合った靴を履くだけでも爪囲炎対策になります😌

気になる方はお早めにクリニックにてご受診ください♪

2021/11/29

しもやけ(凍瘡)について

こんにちは😊
11月も終盤に差し掛かり、朝晩冷え込む季節になりました🤧

今回は、そんな寒暖差が激しい時期に起こりやすい「しもやけ(凍瘡)」についてご紹介致します。

🍂原因
しもやけは、寒さの厳しい真冬よりも、昼夜の気温差が激しい冬の初めや春先に起こりやすい疾患です。
一日の平均気温が5℃前後の日や、気温差が10℃前後という環境で発症しやすくなります。
「寒い」と「暖かい」の刺激が何度も繰り返され、血管の収縮や拡張が繰り返されることで血液の循環に障害が起こります。
血流が悪くなりやすい、手足の末端や耳たぶ鼻先などに多く発症します。

🍂症状
手足耳たぶなど冷たい空気にあたりやすい場所や、冷えやすい体の末端に起こりやすいと言われています。
しもやけには、大きく2つのタイプがあります。

【樽木型(たるきがた)】
患部が赤紫色に腫れあがるタイプで、子供によくみられます
【多型紅斑型(たけいこうはんがた)】
患部に赤い発疹や、水ぶくれがたくさんできるタイプで、大人によくみられます

🌟どのタイプでも「痛痒さ」を伴い、症状が強い場合はむくみや水ぶくれ、進行すると潰瘍になったりする場合もあります。

冬にタオルを回す人のイラスト

🍂治療
血行や痒みを改善する飲み薬や塗り薬、場合によっては体を温める漢方薬を処方します。
また、温めながらマッサージをすることで血行が改善されます。

🍂日常生活
・寒い日はしっかり防寒しましょう⛄
→手袋やマフラー、マスク、耳当て、靴下、カイロなど。
・皮膚を濡れたままにしないようにしましょう。
→濡れた靴下や手袋は、手足の冷えの原因になります。
・温かい食事を取り、入浴する事で体を内側から温めましょう🍚🍲🥢

🌟これからさらに朝晩の冷え込み、昼夜の温度差が激しくなります。
しもやけが悪化する前に、いつでもご相談下さい😌

2021/11/22

低温やけどについて

こんにちは😊
紅葉が綺麗な季節になりましたね🍁
今回は、「低温やけど」についてご紹介致します。

🍃原因
通常ではしないような、44℃~50℃程度の温度で起こる熱傷のことを「低温やけど」と言います。
カイロや湯たんぽ、ホットカーペット、電気毛布などの低温の熱源に長時間肌に触れることで起こります。
症状が見た目には分かりにくかったり、痛みを感じづらいことがあるため、軽傷と勘違いしてしまいがちです。
体の不自由な方や、高齢者、小さなお子様などに起こりやすいです。

🍃症状
皮膚がどの程度損傷しているかによって、1~3度までの症状に分けられます。
【1度】ヒリヒリとした痛みと、うっすらとした赤みが生じます。
【浅達性2度】I度に比べてはっきりと紅斑や浮腫が見られ、損傷を受けてから24時間以内に、紅色の水疱ができます。
痛みを伴います。完治には2~3週間かかります。
【深達性2度】真皮の深くまで損傷を受けると、浅達性2度熱傷のときとは違い、白濁色の水疱ができます。
また知覚が鈍くなるため、痛みを感じることもほとんどありません
完治までには3~4週間かかりますが、水疱が破れて潰瘍化したり、さらに悪化して3度熱傷に移行したりすることもあります。
【3度】患部表面が壊死した組織に覆われ、皮膚は白色または黄褐色、黒色になります。
知覚はまったく機能しなくなり、痛みを感じることはありません

🍃応急処置
*流水で冷やす
まずは清潔な流水で10~30分程度冷やしましょう
衣服を無理に脱がす必要はありません。
脱がせない場合は、衣服の上から流水をかけましょう
*水疱は破らない
水疱になった場合は、潰さないようにしましょう
雑菌が入ってしまい悪化する可能性があります。

🍃治療
炎症を抑えるステロイドの軟膏傷の治りを促進する塗り薬が処方されます。
症状によっては、痛み止め抗生剤の飲み薬を処方します。

🌟低温やけどは、受傷直後はほとんど変化がなく、1~2週間後に痛みや見た目の変化が起こることもあります
少しでも皮膚に症状がみられた際には、お早めに皮膚科へご受診下さい😌

2021/11/15

手湿疹が増えてきました👐

みなさんこんにちは😊
少しずつ寒くなり手もカサカサしてくる季節になりましたね🍂
本日は冬場に増える「手湿疹」についてご紹介致します。

🍁原因
水や洗剤、紙に触れる機会が多いと手指の皮膚表面の皮脂膜が減少・消失し、皮膚のバリア機能が低下します。
そこに様々な刺激を受けることで、湿疹を生じます。
また、発症・増悪にアトピー性皮膚炎が関与する場合もあります。

🍁症状
症状には手指・手の平に乾燥と痒みを伴う湿疹が伴います。
表皮が剥けたり薄くなったりすることで、ヒビ割れやアカギレを伴う場合も多くなります。
慢性的になると手がごわごわし、苔癬化することもあります。
🌟水虫が疑われる場合には、皮膚の一部を採取して検査致します

🍁手湿疹と間違えやすい皮膚疾患
症状が手湿疹と似ているため間違われやすい皮膚疾患として、以下のものが挙げられます。
汗疱掌蹠膿疱症手白癬手カンジダ症アレルギー性接触皮膚炎などがあります。

🍁治療
皮膚にうるおいを与える保湿剤や、尿素のクリームなどを処方します。
痒みや湿疹などがある場合にはステロイドの塗り薬や、かゆみ止めの飲み薬が出ます。
🌟手は刺激が多く、薬も取れやすいので、こまめに塗り直しましょう

🍁日常生活で心掛けること
・水仕事で洗剤を使用する際は直接洗剤に触れないように、ビニール手袋やゴム手袋等を使用しましょう。
・何度も手を洗うと症状が悪化しやすい為、手の洗い過ぎには注意しましょう。
・寝る前に、塗り薬を塗った後、綿の手袋を着用すると薬の効果が高まります。(当院でご購入可能です)
・再燃、再発を予防するために、治ったあとも皮膚のバリア機能を助ける保湿剤を継続しましょう。

🌟手湿疹は悪化すると治りにくくなるため、早めに治療を開始することが大切です。
気になる症状がございましたら、お早めにお越しください😄

2021/11/08

帯状疱疹について

こんにちは🌷
いよいよ11月です🐇
月日が経つのがあっという間で、令和3年も残すところ2ヶ月となりましたね。

今回は「帯状疱疹」についてご紹介致します。

🌟帯状疱疹とは?
子どもの頃に感染した水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルス」が、疲れやストレスなどの影響体の免疫力が下がったときに再び活動を始めることによって起こる病気です。
主に高齢者に見られる疾患で、通常3週間程度で治ることが多いです。

🌟症状
一般的には、胸・腹部・背中・顔・頭部などの左右どちらかに、はじめはピリピリ・チクチクといたった神経痛のような痛みが起こります。
その後、ぶつぶつとした赤みのある発疹と水ぶくれ帯状に生じ、痛みが次第に増してきます。
眠れないほど痛むこともあり、仕事や家事などの日常生活に支障をきたすことがあります。
同時に発熱、リンパ節の腫れ、頭痛といった全身症状がみられることもあります。

🌟原因
感染力が非常に強いヘルペスウイルスの一種である水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症します。
このウイルスに子どもの頃に初めて感染すると、2~3週間の潜伏期間の後に水ぼうそうとなります。
水ぼうそうは1週間ほどで治まりますが、その後もウイルスは潜伏し続けて生涯消えることはありません。
疲れやストレスなどの影響で体の免疫力が低下すると再び暴れだし、神経を通って皮膚まで到達します。
そうすると、数日~10日間ほどピリピリと刺すような痛みが続き、帯状疱疹が発症します。

🌟治療
水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬を処方します。
また、痛みを抑える鎮痛薬を併用することもあります。

🐬水ぼうそうを発症したことがある方は、誰でも帯状疱疹を発症する可能性があります。
睡眠をしっかりと取って適度な運動をし、入浴などで体をリラックスさせるなど、免疫力を低下させない日常生活を送りましょう。

🌹帯状疱疹は予防できる疾患です💉
当院では帯状疱疹ワクチンの接種を推奨しています。
こちらに詳細を記載しておりますので、ご興味のある方はせひご覧ください🌸
気になる方はお気軽にご相談ください♪

2021/11/01

ウオノメとタコについて👟

こんにちは😊
10月も終盤に差し掛かり、一気に肌寒くなりました🤧🍁
急激な気温差による体調変化には十分気を付けましょう😌

さて今回は、ウオノメ(鶏眼)とタコ(胼胝)についてご紹介致します。
緊急事態宣言が明け、年末にかけてイベント事が多くなる時期です♪
徐々に外出する機会が増えますので、足のトラブルに悩ませれないようご説明致します!

🍠症状
【ウオノメ(鶏眼)】
手足の突出部にできやすく、皮膚の角質が厚く硬くなり芯ができます。
芯が皮膚の中にくさび状になって入り込み、圧迫により強い痛みを伴います

【タコ(胼胝)】
皮膚の角質が硬くなり厚く盛り上がった状態です。
ウオノメと違い芯がないため痛みは伴わないことが多いです。

🍠原因
・皮膚の特定の部分に圧迫摩擦など何らかの刺激が加わることによりできる。
・自分の足のサイズや形に合わない靴を履いている。
ヒールの高い靴を履く頻度が多く、一定の部分に過度に体重がかかっている。
・歩き方に癖がある。
立ち仕事をしている。
ジョギングランニングをすることが多い。

ノルディックウォーキングのイラスト

🍠治療
固くなった皮膚を専用の道具を使って削ります。
削りの処置は痛みを伴いません
大きさや、ご自身のライフスタイルによっては複数回処置が必要となりますが、定期的に(2~4週間に1回)処置をすることで徐々に柔らかくなります。
※スピール膏やイボコロリといった市販薬を使用すると、逆に悪化してしまう傾向があります。
細菌感染を引き起こし膿を持ったり、皮膚の下に血液が溜まり血豆様になる場合があります。
本来できる処置ができなくなってしまうため、市販薬を使用せず、早めの受診をおすすめします。

🌟ウオノメはウイルス性のイボと症状や見た目が似ているため、ご自分では鑑別が難しい疾患です。
気になる症状がある方は気軽にご受診下さい😌

2021/10/25

口角炎について

こんにちは😊
10月も半ばに差し掛かり、過ごしやすい気候になってきましたね🎑
今回は、「口角炎」についてご紹介致します。

🍂口角炎とは
上唇と下唇が合わさる唇の両端の口角に何らかの原因で炎症が起こるものを指します。
口角に落屑や亀裂、出血が生じ、治りかけるとカサブタが形成されます。
乾燥した状態のものから、ジクジクと湿った状態のものまで、様々な病変があります。
お子様から高齢者まで、幅広く発症します。

🍂原因
口角の「皮膚組織が脆弱である」ことと、「損傷を受けた皮膚組織に感染が生じる」ことが主な原因となります。
皮膚組織の脆弱性
ビタミンB2、B6の不足によって生じやすくなるとされています。
これらのビタミンは、皮膚や粘膜を正常に維持するために必要な栄養素であり、不足すると皮膚や粘膜が損傷を受けやすくなります。
その他、アトピー性皮膚炎乾燥肌によって皮膚のバリア機能や潤いが失われた場合にも生じやすくなります。
📝ビタミンB2、B6が不足する原因
過度なダイエットによる偏った食生活が原因となることが多いです。
その他にも、がんや胃腸障害、肝障害、糖尿病、抗生剤の服用、アルコールの多飲などでビタミンの吸収が阻害されることが原因となることもあります。

損傷部への感染
唾液や食べかすなどが貯留しやすいため、不潔になりやすく、様々な感染症のリスクにさらされています。
正常な口角では皮膚のバリア機能が作用するため、感染が起こることは稀ですが、亀裂などの損傷が生じた口角は絶好の感染場所となります。
若者では、咽頭炎や扁桃炎などを生じたときにその原因となる細菌が感染して生じることが多いです。
一方高齢者では、口内に常在するカンジダが原因になることが多く、貧血や風邪のとき、疲れが溜まって免疫力が低下しているときなどに感染が生じやすいです。

🍂症状
口角に落屑や亀裂が生じ、赤みや出血などを引き起こします。
亀裂部には比較的速やかにかさぶたが形成されます。
しかし、口角は唾液により湿潤な状態となっており、飲食時など口の開閉によってかさぶたが剥がれ、亀裂がさらに深くなることも稀ではありません。
さらに、そこに細菌や真菌が感染すると、浸出液や皮疹が現われ、完治までに時間を要することもあります。
また、口角炎は一度発症すると癖になり、同じ場所に繰り返しやすくなります。

🍂治療
感染の有無や原因菌によって異なります。
感染がなさそうな場合には、炎症を抑えるステロイドの塗り薬や、保湿剤を処方します。
また、ビタミン剤の内服薬を処方する場合もあります。
細菌感染を生じている場合には抗菌薬カンジダ感染を生じている場合には抗真菌薬が、塗り薬や飲み薬として処方されます。

🌟口角炎は食事の際にしみたり、痛みを伴うことが多く日常生活への影響が大きいです😖
なかなか治りにくいことや、繰り返すことも多いので、気になる症状がある際にはお早めにご相談下さい😌

2021/10/18

秋の花粉対策をしましょう。

10月に入り過ごしやすくなってきましたね🍂
今回は「秋の花粉」についてご紹介致します。

🍇秋の花粉の種類について
秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉です。
キク科ブタクサ・ヨモギ・セイタカアワダチソウなどは、7月上旬から飛散が始まります
8月下旬から9月にかけては、特にブタクサが活発になり、河川敷などの草刈りも重なるので注意が必要です。
カナムグラはアサ科のつる草で、ブタクサよりやや遅れて9月中旬〜10月上旬に飛散量が増えます。
イネ科は初夏にピークを迎えますが、10月まで飛散します
また、2~3月に十分成長できなかったスギ花粉の一部が10月から飛散し始めます

🌟スギやヒノキのような樹木の花粉と違い、秋の花粉の飛距離は数メートルで、遠くまで飛ぶことはありません
しかしこれらの雑草は生命力が強く、河川敷や公園、家庭の庭や道路の脇などの緑地、至るところに生育します。

🍇秋はハウスダストも増える?
秋は花粉だけでなく、ハウスダストによるアレルギーも起こりやすい季節です。
家の中で症状が強くなるような場合は、花粉症ではなくハウスダストの可能性もあります。
ハウスダストとは、室内にたまるホコリのことで、ダニの死骸やフン、カビなどが含まれています。
ダニは夏に繁殖しますが秋に死んでしまうため、秋はダニの死骸やフンが増加・蓄積しアレルギーが増えます

🍇症状
・くしゃみ、水っぽい鼻汁、鼻づまり
・のどの痒み、違和感、せき、喘息の悪化
・目の痒み、涙が出る
・肌荒れ
🌟秋花粉は、粒子が小さいため気管支喘息のような症状がでる場合もあります。

🍇治療
症状に合わせて抗ヒスタミン薬やステロイドなどの内服を処方します。
症状によって点眼、点鼻薬などもお出ししています。
アレルギー検査も行っていますので、気軽にご相談ください😊

🍇花粉症対策について
草原や河川敷、土手になるべく近づかないようにしましょう
・外出の際はマスクや眼鏡、肌の出ない服装にしましょう
・帰宅後、衣服の花粉を払い落としましょう
・帰宅後、うがいや洗顔をしましょう

🌟花粉症は早期に治療を始めることで、ピーク時の症状を和らげることが出来ます✨
気になる症状がございましたら、お早めにご相談下さい🎵

2021/10/11

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

さくら皮膚科スキンケアクリニック。ご予約・お問い合わせは03-3530-3001まで。
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